富士スピードウェイで行なわれた『スーパーGT×DTM特別交流戦』の決勝レース2は、大波乱の展開となった。特に2回目のセーフティカーが解除された26周目には、各所でアクシデントが起き、わずか1周で6台がリタイアした。いったいどこで何が起こったのか? motorsport.comの取材でその詳細が分かった。
ブノワ・トレルイエ(#21 Audi Sport Japan RS 5 DTM)、アレッサンドロ・ザナルディ(#4 BMW M4 DTM)が先頭に並んだ状態でリスタートが切られた26周目。ちょうどレース終了まで10分を切っていたこともあり、各車ともわずかなチャンスをものにしようと、1コーナーからサイドバイサイドのバトルが繰り広げられた。
■SGT×DTM交流戦レース2:ラスト10分の”大波乱”どこ吹く風。カーティケヤン優勝
そんな中、ターン3(コカ・コーラコーナー)を立ち上がったところで、『ひとつ目のアクシデント』が発生した。5番手争いをしていた中嶋大祐(#16 MOTUL MUGEN NSX-GT)、塚越広大(#17 KEIHIN NSX-GT)、野尻智紀(#8 ARTA NSX-GT)が3ワイドのバトルを展開した。
コーナー進入時には中嶋大祐と塚越がバトルをしており、その2台に対して野尻はターン3でクロスラインを取る形で進入。コーナー出口の時点で塚越の前に出ていたという。しかし、中嶋と塚越の間で若干の接触があったようで、そこで塚越がバランスを崩した時に、野尻の右リヤにヒット。塚越と野尻はマシンに大きなダメージを負い、その場でリタイアとなってしまった。
その後も、特に多くのマシンが密集した後方集団でアクシデントが発生。国本雄資(#19 Weds Sport ADVAN LC500)とサイドバイサイドのバトルをしていたヘイキ・コバライネン(#39 DENSO KOBELCO SARD LC500)がターン12のイン側にあるスピードバンプに乗ってジャンプしてしまった。その隣にいた国本はコバライネンを避けたことでワイドラインに。そのままコースに復帰しターン13に進入したが、そこで大嶋和也(#6 WAKO’S 4CR LC500)と接触。2台はスピンを喫した。
ちょうど、2台がコース上を塞ぐ形でスピンをしてしまい、真後ろにいたコバライネンが大嶋との接触を回避するため急減速。後続との間隔が近かったこともあり、中嶋一貴(#36 au TOM’S LC500)、石浦宏明(#38 ZENT CERUMO LC500)、さらに平手晃平(#3 CRAFTSPORT MOTUL GT-R)が玉突き衝突した。
これにより、中嶋一貴と石浦はマシンの前後が大きく壊れてしまい、ピットまで戻ってリタイア。さらに平手も衝突時にラジエーターを損傷して戦列離脱を余儀なくされた。実は石浦と平手の間にレネ・ラスト(#33 Audi Sport RS 5 DTM)もいたのだが、彼は咄嗟にアウト側に進路をとり、コースオフは喫したものの接触は免れた。
このターン13での多重クラッシュとほぼ同時にターン15(GRスープラコーナー)でも別のアクシデントが起きていた。
ちょうど中団グループでバトルしていたジェームス・ロシター(#12 カルソニック IMPUL GT-R)が、ターン14でマイク・ロッケンフェラー(#99 Akrapovic Audi RS 5 DTM)をインからオーバーテイクしたが、直後のターン15で2台が接触。ロシターは減速時に押された形となり、目の前を走っていたアレッサンドロ・ザナルディ(#4 BMW M4 DTM)とぶつかってしまった。
この時に、12号車のフロントボンネットを固定しているパーツが破損。スピードを上げた際に風圧でボンネットがめくれ上がってしまった。完全に視界を塞ぐ形となってしまったため、ロシターはメインストレートエンドでマシンを止め、こちらもリタイヤとなった。
これにより、わずか1周で6台が姿を消し、6号車、19号車、39号車もマシンにダメージがある状態での完走となり、レース2は波乱に満ちた展開となった。なお、レース後に国本に対して40秒のタイム加算(ドライブスルー相当)のペナルティが出された。
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