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ドライとなったDTM第9戦ホッケンハイムでGT500とDTM車の差は接近。バトン&NSXが15番手

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ドライとなったDTM第9戦ホッケンハイムでGT500とDTM車の差は接近。バトン&NSXが15番手

 10月4日にフリープラクティスがスタートしたDTMドイツ・ツーリングカー選手権。現地時間16時30分からはフリープラクティス2が行われ、BMWチームRMGの11号車BMW M4 DTMを駆るマルコ・ウィットマンがただひとり1分29秒台に入れる1分29秒881をマークしトップタイムに。3台がゲスト参戦しているスーパーGT GT500マシンは、TEAM KUNIMITSUの1号車ホンダNSX-GTを駆るジェンソン・バトンが1分31秒986をマークし、15番手につけている。

 いよいよ公式セッションがスタートしたDTM第9戦ホッケンハイム。10月4日は朝からポツポツと雨が降り出し、13時から行われたフリープラクティス1はレインコンディションに。そんななか、LEXUS TEAM KeePer TOM'Sの37号車レクサスLC500を駆るニック・キャシディがザックスカーブでクラッシュ。さらに松田次生が駆るNISMOの35号車ニッサンGT-RニスモGT500も同じザックスカーブでコースオフを喫するなど、日本勢には慣れないDTMワンメイクタイヤであるハンコックのレインタイヤに苦戦することになった。

スーパーGT×DTMの夢の競演の“不安”が現実に。金曜FP1で雨のなか日本勢2台がグラベルに

 フリープラクティス1の後、サーキット上空の雨は少しずつ止み、迎えた現地時間16時30分からのフリープラクティス2はほとんどドライコンディションに転じた。各車は多くがスリックタイヤを履きコースインし、周回を重ねていった。

 3台がゲスト参戦しているスーパーGT GT500クラスのマシンたちは、37号車レクサスLC500はキャシディに代わって平川亮がドライブ。マシンは修復成ったものの、ボンネットと右フロントのフリックボックスはカラーリングが間に合わないまま周回した。NISMOの35号車GT-Rは、松田次生に代わりロニー・クインタレッリがドライブしている。

 ただ開始から15分が近づこうかというタイミングで、Rモータースポーツ/アストンマーティンの3号車アストンマーティン・バンテージDTMを駆るポール・ディ・レスタが最終コーナーでクラッシュ。ディ・レスタ車は左フロントを大破してしまった。

 その後セッションは、セーフティカー訓練を経てスタート練習が行われフィニッシュ。ウィットマンのBMWが1分29秒881をマークしトップタイム。2019年王者のレネ・ラストがドライブするアウディスポーツ・チーム・ロズベルグの33号車アウディRS5 DTMが1分30秒489で続いた。

 スーパーGT勢では、バトンがドライブするNSX-GTが1分31秒986で15番手。ウエットタイヤでは大いに苦戦したものの、このフリープラクティス2のスリックタイヤではDTM勢と大きな差はないようで、このタイムもクリアなアタックラップではなかったことから、手ごたえを得た様子だ。

 また、FP1で一度クラッシュがありマシンにダメージを受けていることから、慎重な走りとなった平川の37号車レクサスLC500は、1分32秒339で17番手。クインタレッリの35号車GT-Rは1分33秒527というベストタイムで21番手となった。上位陣は30秒台~31秒台であることから、現在性能調整がされていない状態ながら、両者の差はほとんどなく、タイヤが焦点であることは間違いなさそうだ。各陣営とも、11月に富士で行われるスーパーGT×DTM特別交流戦に向けたデータ取りの意味もある参戦だが、その点では貴重な機会になっているのかもしれない。

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