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ノリス、怒涛の12台抜きで5位入賞。オーバーテイクの肝は「ライバルを難しいラインに追いやること」

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ノリス、怒涛の12台抜きで5位入賞。オーバーテイクの肝は「ライバルを難しいラインに追いやること」

 マクラーレンのランド・ノリスはF1メキシコシティGPの決勝で、12台抜きの5位入賞。怒涛の追い上げのカギは、ライバルを“難しい”走行ラインに追いやることだったと語った。

 今季シーズン後半から表彰台争いの常連となったマクラーレンだが、メキシコシティGPの予選Q1でノリスはミスを犯して満足のいくアタックができず、決勝を17番手からスタートすることとなった。

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 しかしノリスは決勝で唯一ソフトタイヤをスタートで選び、序盤でピットイン。クリーンエアの中、第2スティントはハードタイヤでタイムを稼ぎ、レース中盤の赤旗中断でライバル勢がタイムロスなくタイヤを交換する前には10番手までポジションを上げていた。

 スタンディングスタートでのレース再開でノリスは、接触を避けるためアクセルを戻したことで15番手まで順位を下げたものの、レース後半で猛追を見せ、5位フィニッシュを果たした。

 レース後、Sky Sportsのインタビューに応じたノリスは、メルセデスのジョージ・ラッセルやこの週末好調さを見せたアルファタウリのダニエル・リカルドといった手強いライバルたちとバトルを繰り広げたことで、“ただの12台抜き”よりも価値の高いレース内容だったと語った。

「とても特別なことだ」とノリスは言う。

「20番手から10位になった訳じゃない。(レース再開後は)14番手から5位になった。しかも相手は、ジョージやアレックス(アレクサンダー・アルボン/ウイリアムズ)、オスカー(ピアストリ/マクラーレン)、ダニエルだった。速くてスマートな彼らが相手だったんだ」

「でも僕は全て上手くこなせたし、オーバーテイクも上手くいった。僕は彼らを厳しいポジションに追いやって、素早く抜いていくことができた。それで5位になれたんだ」

 そしてノリスは次のように続けた。

「僕は、トラブルに巻き込まれないことをメインに考えていた。それが報われたんだ。こういうレースは楽しいし、もっと順位を上げられたら良かったね。2位は狙えたと思う」

 一番楽しかったオーバーテイクはどれか、と尋ねられたノリスは元チームメイトのリカルドへの動きを挙げた。

「多分、ダニエルへのヤツかな……彼はブレーキで奥まで突っ込むからね!」

「僕らはかなり、かなり接近していた。僕は彼が思ったよりも早くにブレーキをかけたんだ。彼がブレーキを踏んだから、僕はブレーキを離して彼をアウト側へ追いやったんだ」

「こういうオーバーテイクをする時は、コーナー出口に向けて準備する必要があるけど、その全てを楽しむことができる。誰が相手かは気にしていないよ。でも、みんな上手かった」

■リスタートでの苦悩

 一時ポジションを落としたリスタートでの失速について、ノリスはタイヤが上手く作動しなかったことが原因だと説明した。

「リスタートは厳しかった」と彼は言う。

「僕らはちゃんとできなかった。最初のスタートは良かったけど、2回目はあまり良くなかった」

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