マセラティの新型グランツーリスモ クーペは、パワフルな内燃機関モデルと革新的な100%電動モデルの両方から選ぶことができ、どちらのモデルに対してもスポーツカー特有の高いパフォーマンスと長距離走行に適した快適性を兼ね備えている。このモデルは、”The Others Just Travel(人生を彩る快適な旅)”をコンセプトに掲げ、ブランド史上初の電動パワートレインを搭載することで新世代への介入を象徴している。
新型グランツーリスモはマセラティ伝統の美しいプロポーションでありながら、走行機能性との絶妙なデザインバランスを兼ね備えている。ロングノーズ・ショートデッキのピュアなスポーティフォルムに加え、フェンダーにはお馴染みの3連ダクトが配置され、クルマの正統性と洗練されたデザイン要素を際立たせている。
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車両を構成するエレメントとしてアルミニウム・マグネシウムといった軽量素材と、高性能スチールの両方が使用されている。これにより、クラス最高レベルの重量バランスを実現。また、このアプローチには、最短0.002秒周期で送信されるcanFDメッセージに基づく新しいアトラス・ハイ電気/電子構造が組み合わせられている。また、VDCM(ビークル・ドメイン・コントロール・モジュール)マスターコントローラーを支柱に、レベル5の高度なサイバーセキュリティとフラッシュ・オーバーザ・エア機能が備えられている。これは、あらゆる状況下での最高のドライビング体験を実現し、クルマ全体をシステムコントロールする。
インテリアには、マセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)のマルチメディアシステム、最新のインフォテインメント、主な機能をタッチスクリーンのインターフェースに集約したコンフォート・ディスプレイ、デジタルクロック、ヘッドアップ・ディスプレイ(オプション設定)など、マセラティ グラン トゥーリズモのモダンなキャビンにふさわしい、革新的なシステムが多数搭載されている。
マセラティによる純血パワートレイン
マセラティ・グランツーリスモ・モデナ新世代クーペの内燃機関モデルには、マセラティが開発した革新的なV6ネットゥーノエンジンが搭載された2つのモデルレンジが展開されている。「Modena(モデナ)」には490psの3.0リッターV6ネットゥーノターボエンジンが、「Trofeo(トロフェオ)」には、モデナエンジンをベースに出力を550psまで向上させたハイパフォーマンスモデルが用意されている。
グランツーリスモ・フォルゴーレには、100%電気自動車用バッテリーを使用したパワートレインが搭載されている。フォルゴーレは、フォーミュラEで培われた最先端の技術で開発された 800 ボルト技術をベースに、300kWの強力な永久磁石モーターを3基搭載し、並外れたパフォーマンスを発揮する。バッテリーの公称容量92.5kWh、放電容量560kWにより、最高出力760psを実現。このバッテリー構造と新構想の配置により車高は1,353mmに抑えられ、依然としてスポーティスタイルを実現。革新的な配置となった決め手は、「ゼロ・コンプロマイズ(妥協をしない)」アプローチの一環であり、Tボーンと呼ばれる形状のバッテリーをシート下ではなく、センタートンネル周辺に移動させることで、車高を大幅に下げることに成功している。
また、マセラティ・ラボのエンジニアによって、電動モデルでもマセラティの象徴的なエンジンサウンド体験が確立されている。このサウンド体験は、イタリアの音響職人によって設計。製造された3Dサウンドシステムによるもので、2段階のカスタム性と、最大1,195Wの出力を備える19のスピーカーにより、奥行きのあるサウンドが実現されている。
また、新型グランツーリスモには、発売と同時に75周年を記念した限定シリーズ「プリマセリエ 75th アニバーサリー・ローンチエディション)が用意されている。
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