開幕戦と同じく富士スピードウェイを舞台にして行なわれる2020スーパーGT第2戦。#34 Modulo KENWOOD NSX GT3の道上龍が今週末に向けた意気込みを語った。
今季からジェイク・パーソンズが新たに加入した34号車。開幕前の公式テストではトップタイムを記録するなど好調な走りをみせた。しかし7月の開幕戦では、あと一歩のところで予選Q2進出を逃し17番手と後方からのスタートとなった。それでもレース中は順調なペースで追い上げ、8位入賞を果たした。
■スーパーGT第2戦は公式予選を土曜日に開催、GT300の予選Q1組分け表も発表
先月の開幕戦を振り返った道上は、決勝レースでのパフォーマンスには手応えを感じていた様子だった。
「開幕戦は予選で失敗をしてしまったんですけど、決勝では非常に良いバランスで追い上げることができて、最低限獲らなければいけなかったポイントは獲得できたと思います」
「今回も同じ富士が舞台になりますが、セッティングはほとんど変えてきていません。ただ前回と比べて気温がすごく高いので、タイヤのチョイスも勝敗を左右するかなと思います。そこの見極めはきっちりやっていきたいなと思います」
また今季からパートナーを組んでいるパーソンズの安定感についても、道上は高く評価していた。
「彼は慎重で無茶はしないタイプです。自分なりに勉強して徐々にペースを上げていく感じで走ってくれています。ここまで飛び出したりスピンすることもないので、安心しています。非常に安定した走りをしてくれています」
34号車は昨年の8月に行なわれた富士大会(第5戦)で3位表彰台を獲得。一昨年はコントロール不能になったマシンに激突される大クラッシュに見舞われ、レース出走は叶わなかったが、公式練習の序盤からトップを狙えるだけのタイムを記録するなど、“夏場の富士”では速さをみせている。
さらに今回は9kgのウエイトハンデが搭載される34号車だが、この“少しのウエイト”がマシンバランスを整える上でプラスに働いているようなのだ。
「今回は微妙にウエイト(9kg)を積んだ状態でのレースになりますけど、意外にその微妙なウエイトがあることで、アライメントがすごく良い感じに出ているんです」
「このNSX GT3は前後のロールバランスがすごく重要で、それをいつも気にしています。ただGT500と違って重量配分を移動できないし、(NSX GT3は)リヤが重たいという要素がどうしても出てしまいます。そういう意味では、何もないよりも少し(ウエイトを)積んでいるほうがバランスをうまくとりやすいんです」
「ただ、路面コンディションやタイヤとの相性もあるので、本当に(クルマのバランスが)良いのか悪いのかは走ってみないと分からないですね」
そう語った道上。最終的には予選と決勝のコンディションにマシンをどこまで合わせ込めるかが重要だと語りつつも、予選から良い流れを作ってくことができれば、決勝での表彰台獲得も期待できると自信をみせた。
「前回の決勝であれだけの速さを見せられたので、今回は予選から上位に食い込んで、レースも安定して走れれば、表彰台もいけるのかなという期待はありますね」
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