レッドブルはF1最終戦アブダビGPのフリー走行1回目で、フォーミュラEのシーズン9(2022-23)チャンピオンであるジェイク・デニスを起用することとなった。
F1では各チームに年間2度ルーキードライバーを金曜日のフリー走行セッションで起用することが義務付けられている。ただシーズン終盤に差し掛かっても、多くのチームがその義務を消化していない状態となっている。
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カタールGP、アメリカGP、サンパウロGPはスプリント週末のため、1回に限られたフリー走行をルーキーに明け渡すことは考えられず、日本GPとシンガポールGPはコース難度から、ラスベガスGPは今年が初開催ということから現実的な選択肢とは見なされなかった。そのため、多くのチームがメキシコシティGPとアブダビGPのFP1でルーキー起用義務を消化することとなるはずだ。
そして今季ダブルタイトルを既に決めているレッドブルは、デニスをアブダビGPのFP1で起用。既に育成ドライバーのアイザック・ハジャーを同会場で起用することを決めており、2枠全てをここで消化するという異例の選択となった。
ただこれにより、セルジオ・ペレスはマシンを譲ることなく母国戦メキシコシティGPに臨むことができる。
当初レッドブルは、リザーブドライバーのリアム・ローソンを起用する予定だった。ただ、そのローソンはダニエル・リカルドの代役としてアルファタウリから5戦を走ったため、“F1決勝出走2戦以下”というルーキーの条件から外れてしまった。
28歳のデニスは2018年からレッドブルでシミュレータ担当ドライバーを務めている。2018年にはスペインとハンガリーのテストでRB14をドライブしていたが、アブダビGPで現行F1マシンに乗ることでシミュレータ作業の精度を上げる機会を得ることとなった。
デニスは2015年にFIA F3シリーズでランキング3位、2016年にはGP3でランキング4位。その後GTレースに転向したものの、フォーミュラEにシーズン7(2020-21)から挑戦を開始し、シングルシーターでのキャリアを再始動させた。
デニスはフォーミュラEでの初シーズンでランキング3位に入ると、シーズン9では2勝と9回の表彰台フィニッシュで世界タイトルを獲得。それにより彼はF1スーパーライセンス発給条件を満たした。
なお、アブダビGPでもう1台のRB19を駆るハジャーは、その前に行なわれるメキシコシティGPでアルファタウリからFP1に出走することとなっている。
アルファタウリは今季初めにルーキードライバーのニック・デ・フリーズを起用したため、起用義務の1枠を既に消化しており、メキシコシティGPでハジャーを角田裕毅のマシンに乗せることで義務を完全に満たすことができる。
ハジャーは2022年のFIA F3でランキング4位に入り、今年はFIA F2にステップアップ。現在はランキング14番手で、ローソンが不在の場合にはレッドブル/アルファタウリのリザーブドライバーを務めている。
他チームもメキシコシティGPとアブダビGPでルーキーを数多く起用する予定で、ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)、フレデリック・ベスティ(メルセデス)、オリバー・ベアマン(ハース)、パトリシオ・オワード(マクラーレン)、ロバート・シュバルツマン(フェラーリ)、フェリペ・ドルゴビッチ(アストンマーチン)、テオ・プルシェール(アルファロメオ)らが名を連ねる予定だ。
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