「ワールドHB比較」ホンダ・シビックとライバルたち！ 強豪ひしめくCセグメントの覇者の条件とは

全車世界基準のワールドモデル。走りと存在感でシビック が光る！

　シビックが属する「Cセグメントのハッチバック」は、各メーカーのエース級モデルが揃う激戦区だ。最近はクロスオーバーＳＵＶ人気に押されているが、ワールドマーケットを目指す実力車ばかり。ライバルと比較した。

キャラクターが一番近いのは、トヨタ・カローラ・スポーツだ。スタイリッシュな造形と基本に忠実でスポーティなパフォーマンスは拮抗している。シビックが優位に立つのはパワートレイン。カローラ・スポーツの1.2ℓターボ／1.8ℓハイブリッドは、どちらも「帯に短し襷に長し」でベストマッチとはいえない。実力はシビックの1.5ℓターボに軍配が上がる。来年追加されるe:HEVハイブリッドも楽しみだ。

　走りへのこだわりは、SUBARUインプレッサも負けていない。水平対向エンジンやシンメトリカルＡＷＤが生み出す独自の走り味は魅力的である。ただし内外装は質実剛健、特別感は薄い。いいもの感が漂うシビックとはキャラクターが異なる。

シビックはグッと良くなった。指名買いしたくなる！

　質の高い内外装……と言う意味ではマツダ３が光る。プレミアムセグメントにも負けない仕立ての良さはシビックよりも上。だが、「親しみやすさ」は薄い。走りは基本に忠実なものの若干薄味。見た目とのギャップは少々気になる。

　海外勢では、このクラスのベンチマーク、ＶＷゴルフがライバルの筆頭。両車とも熟成方向のフルチェンジで完成度を高めた。旧型からの伸び代……と言う意味では、シビックが圧倒。ゴルフは「あれっ、マイナーチェンジ！？」と言うレベルなのに対して、シビックは「えっ、こんなに違うの？」という印象だ。総合力の高さでゴルフがまだ優位に立っているが、その差は確実に縮まっている。
　11thシビックの「親しみやすさ」と「特別な存在感」と言うキャラクターは意外といい線を突いている。「指名買い」したくなる魅力を備えたワールドHBと言っていい。

Comments

ほとんど主観や
薄味とか意味不明

シビックは国産ｃセグよりも少し大きく、価格帯も1ランク上になるからあまり競合しない気がしますが。