2020年にKTMからMotoGPデビューを果たすブラッド・ビンダー。彼は昨年チームを離脱したヨハン・ザルコの後任として抜擢された。
2月22日から行なわれたMotoGPカタールテストの3日目、ビンダーはKTM勢でトップとなる9番手タイムを記録した。そのタイムはトップのマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)からは0.425秒差であり、KTMのエースライダーであるポル・エスパルガロよりも0.3秒速いものだった。
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ただ、ビンダーは1周のタイムの改善はしているものの、レースペースには開幕戦に向けて取り組むべきことが残っていると語った。
「(バイクに)変更を入れたんだけど、より良い方向に進んだよ」と、ビンダーは言う。
「マシンを減速させる事もより快適に感じられている。それに素早く方向を変えて、速くスロットルを捻ることができるんだ。それを理解したら、速く走るのが簡単になった」
「新品タイヤを履いて出ていったんだけど、こうしたタイムが記録できるとは本当に期待していなかった。(コントロール)ラインを通過した時は『うわっ』みたいな感じだった。でも1周を速く走ることと、22周を速く走るのはまた別のことだ」
「このマシンでレース距離を走るのは難しい。MotoGPマシンは全体的に(Moto2とは)まるで違うんだ。タイヤのグリップが落ちて、スピンし始めて燃料が少なくなってきた時、どれほどクレイジーなことか……。もっと多くのことを、素早く学ぶ必要がある」
2020年にはビンダー以外にも、イケル・レクオナ(テック3・KTM)、アレックス・マルケス(レプソル・ホンダ)の2名がMotoGPデビューを果たす。
ビンダーはこれまでのところ、マシンのセットアップの改善を進めたが、依然としてラップタイムを縮める方法を理解している途中だと語っている。
「僕としては、このマシンはかなり良い感じだ」
「去年(11月のテスト)は結構難しかったけど、セパンテストで乗ると、かなり良かったんだ。カタールテストではセットアップにかなり大きな変更を施したけど、とても良くなったよ」
「自信を取り戻そうとしているんだと思う。コーナーに向けてどうプッシュし、どうラップタイムを出すのかを本当に理解しようとしているんだ。今はその長い道のりを歩んでいる。本当に難しいよ」
「レースでは何が起こるか、様子を見ていく必要がある。レースペースが素晴らしいモノではないことは分かっている。僕のリズムは大丈夫だけど、ちょっと遅いんだ」
一方でエスパルガロは新チームメイトのビンダーの走りを“信じられないラップだ”と称賛している。
「チームメイトがとても上手くやっているのを嬉しく思っている」
エスパルガロはそう語る。
「彼は適切なタイヤで僕より0.3秒上回って、素晴らしいラップを記録した」
「去年に続いてMoto2のトップライダーが僕のチームメイトになった。去年はミゲル(オリベイラ)が来て、シーズン序盤からとても強かった。怪我のせいでだめになってしまったけどね」
「そして今度はブラッドが来た。勢いあるとても強力な若手が来たから、プレッシャーは常に大きいよ」
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