専用装備で戦闘力増! 新型ヤマハXSR900ディテール詳報〈エンジン&車体編〉
いかにも往年のレプリカ改らしいフォルムの新型ヤマハXSR900。もっと当時のマシンに近づけてみたら? そんな妄想をCGで具現化してみたら、こんなんなりましたぁ! まずはセパハン&シートカウルのカスタムから。
●文:ヤングマシン編集部 ●CG:SRD
誰もが気になる「改」はドハマリだった!
XSR900をもっと’80年代マシン風にしてみたい――そう思うのは、往事を知るオジサンとしては自然な欲求だろう。というワケで、さっそくCGで妄想カスタムを展開してみた!
まずはネイキッド改から着手。モチーフになるのは、’80年代ゴロワーズカラーのマシンで、前述のFZR400をはじめ、TZR250/RZ250R/YSR50あたり。あとはFZ400Nもお手本にドンピシャだ。
まずは’80年代レプリカ風に近づけるために、セパレートハンドル化はマストだ。やってみたらフロントまわりのカタマリ感が出て、実にレーシー! 純正のバーエンドミラーもよく似合う。高さを抑えられ、目立ちにくいため、実はレーサーレプリカに最適だ。
そしてシートカウルの追加も欠かせないポイント。WGPマシンに代表されるように、当時のレーサーやレプリカは横面積が広いサイドカバー+シートカウルがシンボル。新型XSRは近頃流行のシンプルなテールだが、ここを強調すればイッキにレトロテイストになる。
さらに後編ページではカウルを装着してYZR500やFZR750に近づけた姿も妄想。ストロボカラーなど色変更でも遊ばせてもらった。
調子に乗って暴走しまくったが、新型XSRはそれだけカスタムマインドをくすぐる絶好の素材。すべてのCGはあくまで妄想だが、欧州ヤマハで展開する究極レトロカスタムの「ファスターサンズ」などで何らかの展開がある可能性も? 今後の動きに注目だ!
―― 【’22 YAMAHA XSR900】ノーマルもカッコよし! ※写真は欧州仕様
―― 【ファラウェイブルーは魔性の色】通称ゴロワーズカラーは、”ファラウェイブルー”の色名でTZR250(1KT)などに設定。ヤマハはWGPのほかパリダカにもこの色で参戦し、’80年代のシンボルだった。あの頃の青春が強烈に甦る! ※写真上左’88 TDR250/上右’86 TZR250/左’86 YSR50
〈YM妄想劇場その1〉セパハン化+シートカウル追加
セパレートハンドル化すれば、イッキに’80年代レプリカに近づく。トップブリッジより上側のマウントならおそらくタンクに干渉しないて済むハズ。バーエンドミラーとの親和性も恐ろしく高い! より簡単なのは現行XSR900の欧州向けアクセサリーとして販売されていたエースバーの装着。バーハンドルながら鬼のように低く、ハンドル交換だけで済んでしまう。
シートカウルについては、旋回時などに横方向の空気抵抗を抑えるため、近頃はテール周辺のカウル面積が減っているが、以前はデカかった。そこで、サイドカバーからテールまで丸ごとモディファイして大型化してみた。シートは純正のままだが、違和感はない。
―― 【イジルとこうなる!】セパレートハンドル+シートカウルに換え、昔のレプリカっぽい無塗装のフレームとスイングアームにしたら…。ハマりすぎて当時のレプリカ改に見える(笑)。※写真は予想CG
―― 【ちょい足しカウル仕様】こちらSTDのサイドカバーを活かしつつ、’86FZR400風テールを装着してみた。シートベルトのボルトなどを利用してリヤの両サイドにカバーを被せた。お手軽カスタムなのに、印象は激変だ! ※写真は予想CG
◆セパハン参考
―― 【’17 YAMAHA XSR900 ABARTH】イタリアが誇る名門チューナーとの限定コラボモデルがアバルトだ。独特な純正ドロップハンドルを備え、鬼のような前傾が特徴。フロントからだとレーサーもビックリのセパレートハンドルに見える! [写真タップで拡大]
◆シートカウル参考
―― 【’86 YAMAHA RZ250R】2ストレプリカの礎となったRZの発展版。元祖RZと違い、レプリカ然とした一体型サイド+シートカウルを持つ。
―― 【’85 YAMAHA FZ400N】FZ400Rのカウルを撤去し、ハダカに。銀色に光るダブルクレードルと直線的で巨大なリヤまわりが特徴だ。
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