ABBフォーミュラE選手権のeスポーツシリーズ『ABB FormulaE Race at Home Challenge(ABBフォーミュラEレース・アット・ホーム・チャレンジ)』のテストレースが4月18日に開催され、BMW i アンドレッティ・モータースポーツのマキシミリアン・ギュンターが優勝を果たした。
フォーミュラEとユニセフのパートナーシップの一環として行われるeスポーツシリーズのフォーミュラEレース・アット・ホーム・チャレンジ。テストレースの舞台はモナコ・モンテカルロ市街地コースだ。
フォーミュラEがeスポーツ大会を開催。選手権に参戦するチームとドライバー、ゲーマーたちが参加へ
レース前に行われた予選では、リアルレースのみならずシミュレーターでも速さを見せるギュンターがポールポジションを獲得した。2番手にはメルセデス・ベンツEQ・フォーミュラEチームのストフェル・バンドーン、3番手にタグ・ホイヤー・ポルシェのアンドレ・ロッテラーが続いた。
15周の決勝レースがスタートすると、ギュンターとバンドーンはポジションをキープするが、第1コーナーで4番グリッドからスタートしたジャン-エリック・ベルニュ(DSテチーター)がロッテラーのインに飛び込み3番手に浮上。しかしロッテラーとベルニュの争いで後方は大混乱、多くの接触やクラッシュシーンが見られた。現実のレースならば大惨事となっているところだが、そこはダメージ無しのeスポーツらしくその後も各車レースを続行する。
2周目以降レースは落ち着きを見せ、序盤はギュンターとバンドーンが首位争いを繰り広げるが、追い抜きの難しいモナコで順位変動は起こらず。最終ラップには再びバンドーンがギュンターとの差を縮めるが、結局コンマ7秒差でそのままフィニッシュ。
テストレースの結果はギュンターが優勝、2位バンドーン、3位ロッテラー、4位にはサム・バード(エンビジョン・ヴァージン・レーシング)の代役として参戦したニック・キャシディが入り、5位はニコ・ミューラー(ジェオックス・ドラゴン)というトップ5となった。
なお、シムレーサーやゲーマー、インフルエンサーなどで争われるカテゴリーでは、エンビジョン・ヴァージン・レーシングのマシンを駆るプロ・シムレーサーのグラハム・キャロルが優勝を果たしている。
フォーミュラEレース・アット・ホーム・チャレンジは、4月25日より本格的にレースが開始され、毎週土曜日にフォーミュラE公式サイト(https://www.fiaformulae.com/)やYouTube、Facebook、TwitchおよびTwitterでライブ配信が行われる。 https://t.co/9KqVKEr3qA .
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