12月12日、ホンダは『2023年 Hondaモータースポーツ活動計画』を東京都港区のHondaウエルカムプラザ青山で発表。そのなかの二輪モータースポーツ活動では、世界選手権から国内選手権まで多様なカテゴリーへの参戦計画を明らかにしている。
例年、ホンダの参戦体制発表は1月に行われるが、今回は約1カ月早い12月に開催された。そのためか、全日本ロードレース選手権のラインアップはほぼ未発表となった。
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発表されたのはJSB1000クラスにSDG Honda Racingから名越哲平がCBR1000RR-R FIREBLADEを使用して参戦することのみ。継続参戦となる名越は、2022年は怪我のため欠場を余儀なくされてランキングは15位に終わったが、2023年は万全のコンディションでレースに臨むことになるだろう。
全日本選手権の参戦体制については詳細が決まり次第改めて発表するとされている。
そして、MotoGP、スーパーバイク世界選手権(SBK)は既報の通り。MotoGPのレプソル・ホンダ・チームはマルク・マルケスが継続参戦し、ポル・エスパルガロと入れ替わりでスズキで参戦していたジョアン・ミルが加入。最高峰クラスのチャンピオン獲得ライダーが揃う。
LCRホンダ・イデミツは中上貴晶が継続、LCRホンダ・カストロールはアレックス・マルケスと入れ替わりで、スズキからアレックス・リンスが移籍する。また、4台ともにワークスマシンのRC213Vを駆る。2022年は未勝利となったが、「MotoGPのタイトル奪還は最重要課題のひとつ」としており、ライダー、コンストラクター、チームの三冠タイトル奪還を目指すという。
Moto2はイデミツ・ホンダ・チーム・アジアからソムキャット・チャントラと小椋藍、Moto3はホンダ・チーム・アジアからマリオ・アジと古里太陽が継続参戦し、ホンダの若手育成として活動を継続させる。
SBKに参戦するTeam HRCはライダーラインアップ継続してイケル・レクオーナ、チャビ・ビエルゲがエントリー。MIE Racing Honda Teamも先日発表された通り、ハフィス・シャーリンが継続、エリック・グラナドが新たに加わることになる。また、SBKではTeam HRCのみワークスマシンのCBR1000RR-R FIREBLADE SPを使用する。
さらに、スーパースポーツ世界選手権(WSS)には新たにMIE MS Racing Honda Teamが参入し、タラン・マッケンジーとアダム・ノロディンがCBR600RRを走らせる。
FIM世界耐久選手権(EWC)では王者を奪還したチャンピオンチームのF.C.C. TSR Honda Franceがジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオを続投。2022年から加わったジノ・レイは鈴鹿8耐での怪我によりリハビリ中で、第4戦ボルドール24時間で代役を務めたアラン・テシェが加入することになった。ゼッケンは1を使用する。
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