現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 新型「CT125ハンターカブ」正式発表!! 新エンジンを搭載し、据え置き価格44万円で12月発売へ

ここから本文です

新型「CT125ハンターカブ」正式発表!! 新エンジンを搭載し、据え置き価格44万円で12月発売へ

掲載 更新 68
新型「CT125ハンターカブ」正式発表!! 新エンジンを搭載し、据え置き価格44万円で12月発売へ

リヤサスペンションもグレードアップ

ホンダは新型「CT125ハンターカブ」を正式発表した。デザインはほぼ踏襲しながら、令和2年排出ガス規制に適合する新エンジンに換装され、ニューカラーも登場している。運転できる免許はAT小型限定普通二輪免許から。

ホンダ新型車「ダックス125」は44万円で9月22日発売! AT限定免許で運転OK



新エンジン搭載で3.4%パワーアップ、2kgの軽量化も達成

ホンダは待望の新型「CT125ハンターカブ」を発表。現行グロムからはじまったロングストローク設定(50.0×63.1mm)の新型エンジンは、スーパーカブC125、モンキー125、ダックス125に採用されてきており、ハンターカブへの搭載も時間の問題と思われていたが、ここでついに新エンジンに切り替わることになった。

注目の空冷2バルブ単気筒エンジンは、最高出力を8.8ps→9.1psへと0.3psのパワーアップを果たしながら、ピークパワーの発生回転数を750rpm下げている。一方で最大トルクは1.1kg-mを踏襲しながら、発生回転数は250rpm上昇。これらにより、低回転域はパンチのあった従来型からスムーズな特性へと変化し、中回転からはパワフルさが増した走りをみせてくれそうだ。

4段リターン式で停止時にはロータリー式として振る舞うトランスミッションは、各ギヤの変速比を従来型と同一とし、一方で1次/2次減速比は変更。1次/2次の総減速比は9.329→9.284とわずかにロングになったが差はわずかであり、ほぼ誤差の範疇といえるだろう。

ちなみに、スーパーカブC125も各ギヤの変速比は同一だが、1次/2次の総減速比は8.57とされており、8.3%ほどロング=高速寄りの設定だ。

―― 左が新型で右が従来型。新エンジン搭載にともないキックペダルの位置が微妙に前進しているが、ステップやハンドル位置は変わっていない。シート形状がわずかに変更されているようにも見えるが、車両の撮影角度が厳密に同じではないため、実車で見比べる必要がありそうだ。新旧を見分けるにはエンジンのほか、リヤキャリアの色やリヤサスペンション形状、エンジンガードのパイプに注目すればOKだろう。車体色が赤のものは首まわりのHONDAロゴが黒フチのものに変更されていたり、マフラーカバーの形状は同じでもサイレンサーボディの形状が違ったり……といったマニアックな相違も。

また、2次減速比の変更にともなってホイールベースは1255mm→1260mmへと5mm伸び、全長も1960mm→1965mmになった。エンジンガードにはパイプが追加され、FIまわりをより強固に守ってくれるとともに、強度自体も高まっていそうだ。

車重は120kg→118kgと2kgの軽量化を達成。さらに、リヤショックは5段階のプリロード調整機構が付いた新作に変更されている。

車体色は新色のマットアーマードシルバーメタリックが設定され、従来のマットフレスコブラウンが廃止に。継続色のグローイングレッドは大型キャリアがブラック仕上げになった。同じく継続色のパールオーガニックグリーンは車体色と同じキャリアを引き続き採用している。

価格が据え置きになったのも大きなトピックだろう。ホンダのリボーン原付二種シリーズは、スーパーカブC125、モンキー125、ダックス125、そしてCT125ハンターカブの4車が44万円で揃う。選ぶ際には価格ではなく、デザインや使い勝手にフォーカスして考えればいいのだ。ちなみに運転できる免許は、CT125ハンターカブ/スーパーカブC125/ダックス125がAT小型限定普通二輪免許、モンキー125は小型限定普通二輪免許だ。

CT125ハンターカブの販売計画台数(国内・年間)は1万4000台。

◆純正アクセサリーも追加

別売りの純正アクセサリーには、ウインドシールドやフロントキャリア、センターキャリア、サイドボックス(容量8L)などが追加された。

―― ウインドシールド ●1万8260円 ※取り付けにフロントキャリアが別途必要

―― フロントキャリア ●1万2210円

―― センターキャリア ●1万1660円

―― サイドボックス ●1万2100円 ※取り付けにサイドボックスブラケット(3万580円)が必要

HONDA CT125 HUNTER CUB[2023 model]

主要諸元■全長1965 全幅805 全高1085 軸距1260 最低地上高165 シート高800(各mm) 車重118kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 123cc 9.1ps/6250rpm 1.1kg-m/4750rpm 変速機4段 燃料タンク容量5.3L■タイヤサイズ=前後80/90-17 ●価格:44万円 ●色:銀、赤、緑 ●発売日:2022年12月15日

―― HONDA CT125 HUNTER CUB[2023 model]マットアーマードシルバーメタリック

―― HONDA CT125 HUNTER CUB[2023 model]マットアーマードシルバーメタリック

―― HONDA CT125 HUNTER CUB[2023 model]グローイングレッド

―― HONDA CT125 HUNTER CUB[2023 model]グローイングレッド

―― HONDA CT125 HUNTER CUB[2023 model]パールオーガニックグリーン

―― HONDA CT125 HUNTER CUB[2023 model]パールオーガニックグリーン

こんな記事も読まれています

フェルスタッペン「ラスベガスは今季を象徴するような週末」これまでとは異なる価値を実感/チャンピオン会見 (1)
フェルスタッペン「ラスベガスは今季を象徴するような週末」これまでとは異なる価値を実感/チャンピオン会見 (1)
AUTOSPORT web
「厳しいシーズンを団結して戦ったことは誇り」フェルスタッペンも予想外の苦戦。転機はモンツァ/チャンピオン会見 (2)
「厳しいシーズンを団結して戦ったことは誇り」フェルスタッペンも予想外の苦戦。転機はモンツァ/チャンピオン会見 (2)
AUTOSPORT web
「イライラが和らぐ」とドライバーも支持。IMSA、GTDプロ/GTDをめぐるルール変更を発表
「イライラが和らぐ」とドライバーも支持。IMSA、GTDプロ/GTDをめぐるルール変更を発表
AUTOSPORT web
トヨタ版「CX-80」は“4人乗り”仕様! 衝撃的な「カクカクボディ」採用した“個性派デザイン”が凄い! マツダ「3列シートSUV」とは異なる“めちゃ未来”なモデルとは!
トヨタ版「CX-80」は“4人乗り”仕様! 衝撃的な「カクカクボディ」採用した“個性派デザイン”が凄い! マツダ「3列シートSUV」とは異なる“めちゃ未来”なモデルとは!
くるまのニュース
【F1第22戦無線レビュー(2)】「目的を見失うなよ」「自分のレースをしている」戴冠を見据え冷静に走り続けたフェルスタッペン
【F1第22戦無線レビュー(2)】「目的を見失うなよ」「自分のレースをしている」戴冠を見据え冷静に走り続けたフェルスタッペン
AUTOSPORT web
ACコブラ、なぜ「大波乱」を呼んだ? 1960年代の伝説的スポーツカー 歴史アーカイブ
ACコブラ、なぜ「大波乱」を呼んだ? 1960年代の伝説的スポーツカー 歴史アーカイブ
AUTOCAR JAPAN
【今さら人には聞けないEV生活の基礎知識】充電スタンドの種類や探し方、電欠しない充電の仕方など、基本中の基本をお教えします
【今さら人には聞けないEV生活の基礎知識】充電スタンドの種類や探し方、電欠しない充電の仕方など、基本中の基本をお教えします
Auto Messe Web
ニッサンFEがシミュレーター大手のDynismaと提携。競争力向上を狙い特注の新型システムを導入へ
ニッサンFEがシミュレーター大手のDynismaと提携。競争力向上を狙い特注の新型システムを導入へ
AUTOSPORT web
進化型『GRヤリス』用、HKSのスーパーターボマフラー2製品発売 「運転が楽しくなる音質」実現
進化型『GRヤリス』用、HKSのスーパーターボマフラー2製品発売 「運転が楽しくなる音質」実現
レスポンス
『ジャガーXJR-12(1990年~1991年)』再びル・マン制した耐久専用車【忘れがたき銘車たち】
『ジャガーXJR-12(1990年~1991年)』再びル・マン制した耐久専用車【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
美しすぎる三菱「和製スポーツカー」が凄い! ド迫力の「巨大グリル」採用した“ラグジュアリークーペ”に大注目! めちゃ開放的な「オープン仕様」も設定した「“幻の”エクリプス」とは!
美しすぎる三菱「和製スポーツカー」が凄い! ド迫力の「巨大グリル」採用した“ラグジュアリークーペ”に大注目! めちゃ開放的な「オープン仕様」も設定した「“幻の”エクリプス」とは!
くるまのニュース
R36「スカイラインGT-R」まもなく実車公開か!? デザインはまるでR34型! 4.1リッターで1000馬力を発生する「次世代型GT-R」の気になる姿とは?
R36「スカイラインGT-R」まもなく実車公開か!? デザインはまるでR34型! 4.1リッターで1000馬力を発生する「次世代型GT-R」の気になる姿とは?
VAGUE
【第1回】長尾循の古今東西モデルカーよもやま話:ミニチュアと実車の二刀流趣味~スーパーセブン編
【第1回】長尾循の古今東西モデルカーよもやま話:ミニチュアと実車の二刀流趣味~スーパーセブン編
AUTOCAR JAPAN
「能ある鷹感がいい」ワゴン専用になったVW『パサート』、デザイン、実用性にSNS注目
「能ある鷹感がいい」ワゴン専用になったVW『パサート』、デザイン、実用性にSNS注目
レスポンス
ハイエースにキャラバンが「デコトラ」みたいに「ギラッギラ」! 一歩間違えると「ブサイク」になる難易度高めの「デコバン」ワールド
ハイエースにキャラバンが「デコトラ」みたいに「ギラッギラ」! 一歩間違えると「ブサイク」になる難易度高めの「デコバン」ワールド
WEB CARTOP
F1ハースとの協業で得られる技術的メリット。WECとの違いとパイプライン【トヨタ/TGR加地部長インタビュー/前編】
F1ハースとの協業で得られる技術的メリット。WECとの違いとパイプライン【トヨタ/TGR加地部長インタビュー/前編】
AUTOSPORT web
マセラティ公式の「スーパーカー消しゴム」グッズ発売、“直線番長レース”で大人も夢中に
マセラティ公式の「スーパーカー消しゴム」グッズ発売、“直線番長レース”で大人も夢中に
レスポンス
「うわっ…!」“西日”がまぶしい! 午後のドライブで突然のピンチに!? 注意したい晩秋特有の“現象”に有効な「対策」とは
「うわっ…!」“西日”がまぶしい! 午後のドライブで突然のピンチに!? 注意したい晩秋特有の“現象”に有効な「対策」とは
くるまのニュース

みんなのコメント

68件
  • チックショー
    新型エンジン搭載したやつを買えばよかったよ。
  • 12月発売ね。
    で、実際の納車はいつになるんだろう?
    気になるところだが…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村