現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【懐かしの輸入車 14】新エンジン搭載のプジョー 206はフレンチ コンパクトらしい走りがさらに楽しくなった

ここから本文です

【懐かしの輸入車 14】新エンジン搭載のプジョー 206はフレンチ コンパクトらしい走りがさらに楽しくなった

掲載 更新 1
【懐かしの輸入車 14】新エンジン搭載のプジョー 206はフレンチ コンパクトらしい走りがさらに楽しくなった

今から20年ほど前、新しい世紀に変わる頃。クルマに対する考え方も変わり始めていた。そんな時代の輸入車ニューモデルのインプレッションを当時の写真と記事で振り返ってみよう。今回は「プジョー 206」だ。

プジョー 206(2001年)
昨年(編集部註:2000年)はフランス車として初めて日本で1万台以上を販売したプジョー。その主流は206だが、今回1.6LエンジンがSOHCからDOHCに変更され、トランスミッションには4速ATが追加されたことで、その人気にさらに拍車がかかりそうだ。さっそく、試乗会でそのパフォーマンスの一端を味わってみることにした。

【スーパーカー人気ランキング】第1位「ランボルギーニ カウンタック」はスタイルでもメカニズムでも世界を驚愕させた

試乗車のグレードは、3ドア XSのMTと5ドア XTプレミアムのAT。今回の試乗コースは、適度にアップ&ダウンもある箱根のワインディングロードのみ。したがってハンドリングを試すには絶好のコースだが、市街地ユースの乗り心地やハイウエイでの安定性などは、次の機会に試してみたい。

まずはXS。ブロックはそのままにヘッドを4バルブDOHC化された1.6Lエンジンは、さすがに20psと1.5kgmもパワーアップされた効果は大きい。快音というほど小気味良いものではないが、スポーツエンジンらしい元気なサウンドを奏でてくれる。3000rpmあたりからトルクがモリモリと立ち上がり、6000rpmくらいまではパワーの落ちは感じられない。もともとプジョー206はハンドリングに定評のあるクルマだったから、パワーアップしたユニットでMTを駆使してワインディングを走っていると、運転がうまくなったような気がしてしまう。まさに気分はWRC?といった感じだ。

続いてATが採用されたXTプレミアム。パワーアップしたとはいえ1.6Lエンジンは108psだから、ATとの組み合わせではMTほどの楽しくはないだろう・・・と思っていたのだが、そんなことはなかった。学習機能付きの電子制御4速ATはなかなか出来が良く、SモードにしておけばDレンジのままでも箱根のワインディング走行にしっかり対応する。MTなら2~3速を駆使して走る道を、3000rpm以上をキープしてレスポンシヴに走り回ることができる。

しかもこのATは必要以上にシフトアップせず下のギアでホールドするので、エンジンの「ツキ」がいい。シフトワークが苦手な人なら、MTよりもこのATの方が速く走れるだろう。ATゲートは左ハンドル用のままなので、マニュアル操作は少しやりにくい。だが、これだけ優秀ならば、Dレンジホールドで十分だ。ATはもともと、イージードライブのためのものなのだから。

気になる点は、ペダルがやや中央にオフセットしていることくらいか。これも極端なものではないから、慣れてしまえばさほど気にはならないだろう。もうひとつ、スポーティ版のXSには5ドアがないこと。使い勝手を考えると、後ろには荷物しか載せないという人にも5ドアの方が便利だ。しかも206は3ドアと5ドアでサイドウインドーも含めてシルエットは共通だから、よけいそう感じてしまう。

このDOHCエンジンとATの搭載で、206はVW ポロなどのライバルに走りでアドバンテージを得たようだ。そしてもう一つの切り札、「206クーペカブリオレ」の日本導入も初夏には予定されているから、こちらも楽しみだ。

■プジョー 206XTプレミアム 主要諸元
●全長×全幅×全高:3835×1670×1440mm
●ホイールベース:2440mm
●車両重量:1100kg
●エンジン形式:直4・4バルブDOHC 横置きFF
●排気量:1587cc
●最高出力:80kW(108ps)/5800rpm
●最大トルク:147Nm(15.0kgm)/4000rpm
●トランスミッション:電子制御4速AT
●タイヤ:185/65R14
●車両価格(当時):199万5000円

[ アルバム : プジョー206 はオリジナルサイトでご覧ください ]

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【スポーツカーの宝庫!】S2000、ビート、CR-ZにS-MX!一代限りで終わってしまった名車たち:ホンダ編
【スポーツカーの宝庫!】S2000、ビート、CR-ZにS-MX!一代限りで終わってしまった名車たち:ホンダ編
AUTOCAR JAPAN
第71回マカオGPの基礎知識/ドライバー編:平均年齢18歳。FRワールドカップに参戦する27名
第71回マカオGPの基礎知識/ドライバー編:平均年齢18歳。FRワールドカップに参戦する27名
AUTOSPORT web
レクサス新型「ラグジュアリーSUV」発表! 「メーカー初の機能」搭載で“タフ感”マシマシ! “国内ナンバー1”シェア記録の「RX」25年モデル台湾で発売!
レクサス新型「ラグジュアリーSUV」発表! 「メーカー初の機能」搭載で“タフ感”マシマシ! “国内ナンバー1”シェア記録の「RX」25年モデル台湾で発売!
くるまのニュース
冬キャンプもぽかぽか! 直火対応の「LOGOS×マルカ 湯たんぽ」がロゴスから発売
冬キャンプもぽかぽか! 直火対応の「LOGOS×マルカ 湯たんぽ」がロゴスから発売
バイクブロス
ヤマハの新しい乗り物「グリーンスローモビリティ」生花店とコラボ展示へ…横浜「Local Green Festival」
ヤマハの新しい乗り物「グリーンスローモビリティ」生花店とコラボ展示へ…横浜「Local Green Festival」
レスポンス
約2億円も納得のポルシェ「911カレラ RSR 3.8」は走行距離39キロ! かつて日本のコレクターが所有していた51台限定のレアモデルとは
約2億円も納得のポルシェ「911カレラ RSR 3.8」は走行距離39キロ! かつて日本のコレクターが所有していた51台限定のレアモデルとは
Auto Messe Web
世界初の「AI定義自動車」が中国で発売、シャオペンの高級セダン『P7+』
世界初の「AI定義自動車」が中国で発売、シャオペンの高級セダン『P7+』
レスポンス
【国内4拠点目/中国エリア初のショールーム】ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ岡山がオープン!
【国内4拠点目/中国エリア初のショールーム】ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ岡山がオープン!
AUTOCAR JAPAN
ヤマハ『TENERE700』などリコール…停車時に車両が前進するおそれ
ヤマハ『TENERE700』などリコール…停車時に車両が前進するおそれ
レスポンス
首都高「八重洲線」異例の「10年間通行止め」へ!?  都心の高速が「大変貌」はじまる! いよいよ「首都高地下化&新トンネル建設」本格化
首都高「八重洲線」異例の「10年間通行止め」へ!? 都心の高速が「大変貌」はじまる! いよいよ「首都高地下化&新トンネル建設」本格化
くるまのニュース
マツダのロータリーエンジン開発を指揮、故・山本健一氏…「FIVA」自動車殿堂入り
マツダのロータリーエンジン開発を指揮、故・山本健一氏…「FIVA」自動車殿堂入り
レスポンス
【MotoGP】KTM、ダニ・ペドロサとのテストライダー契約を更新。「彼の貢献は不可欠」と幹部賞賛
【MotoGP】KTM、ダニ・ペドロサとのテストライダー契約を更新。「彼の貢献は不可欠」と幹部賞賛
motorsport.com 日本版
けんちん汁にそばを入れて? ご当地カップ麺「茨城けんちんそば」登場 その味は?
けんちん汁にそばを入れて? ご当地カップ麺「茨城けんちんそば」登場 その味は?
バイクのニュース
ホンダ斬新「オデッセイSUV!?」 13年ぶりに車名復活の“最上級クーペSUV”! 「大排気量V6」&“ワゴンボディ”から進化したド迫力顔の「アヴァンシア」に注目!
ホンダ斬新「オデッセイSUV!?」 13年ぶりに車名復活の“最上級クーペSUV”! 「大排気量V6」&“ワゴンボディ”から進化したド迫力顔の「アヴァンシア」に注目!
くるまのニュース
スズキの新型コンパクトSUV「フロンクス」は走りも一級品! 激戦のコンパクトSUV市場で個性を放つ。【試乗レビュー】
スズキの新型コンパクトSUV「フロンクス」は走りも一級品! 激戦のコンパクトSUV市場で個性を放つ。【試乗レビュー】
くるくら
トヨタのトップに相応しいクルマは[プリウス]!? 先代を覆す[実力]って?
トヨタのトップに相応しいクルマは[プリウス]!? 先代を覆す[実力]って?
ベストカーWeb
ブガッティ新型「トゥールビヨン」についてクリストフ・ピオション社長が語る…鳥肌が立ったというワールドプレミアの様子を動画でチェックしよう
ブガッティ新型「トゥールビヨン」についてクリストフ・ピオション社長が語る…鳥肌が立ったというワールドプレミアの様子を動画でチェックしよう
Auto Messe Web
都心の高速道路「KK線」ついに「2025年4月上旬」廃止へ! ビル街抜ける「無料高速」あと5か月で消滅へ 「60年間ありがとうございました」
都心の高速道路「KK線」ついに「2025年4月上旬」廃止へ! ビル街抜ける「無料高速」あと5か月で消滅へ 「60年間ありがとうございました」
くるまのニュース

みんなのコメント

1件
  • 206SW乗ってました。
    最高の道具だったなー
    どこに行くのも楽しく運転できた。
    軽くて、過剰な装備は無くて、足回り最高みたいな車、また出ないかな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

191.0235.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.9289.9万円

中古車を検索
206 (ハッチバック)の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

191.0235.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.9289.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村