スペインのカタルニア・サーキットを舞台に、F1第10戦スペインGPが開幕。最初のフリー走行はマクラーレンのランド・ノリスが最速タイムをマーク。RBの角田裕毅は20番手だった。
カナダGPから2週間。F1サーカスは再びヨーロッパに戻ってきた。カタルニア・サーキットは、かつて冬のオフシーズンテストが行なわれていた地であり、各チームはコースを熟知している。そのため、ここで多くのチームがマシンにアップデートを投じた。
■F1メカ解説|カナダでの大苦戦から脱却へ……フェラーリSF-24のアップデートが明らかに。サイドポンツーンも変更
気温27度、路面温度46度の快晴の中、60分のセッションがスタート。気流を測定するエアロレーキや、気流を可視化するフロービズを使用するマシンも見られた。
今回持ち込まれているタイヤは、最も硬い組み合わせであるC1~C3コンパウンド。まずは各車、ハードまたはミディアムタイヤで走り出した。
RBの角田はハードタイヤで走り出し、セッション最初の5分でタイムシートのトップに立ったが、それをマックス・フェルスタッペン(レッドブル)やジョージ・ラッセル(メルセデス)が上回っていった。
中でもフェルスタッペンは、細かくピットに出入りしながらハードタイヤで1分15秒424までトップタイムを更新。一方、チームメイトのセルジオ・ペレスはペダルの違和感とアンダーステアを訴えた。
セッションが中盤に差し掛かると、徐々にピットに戻るマシンが多くなり、2セット目のタイヤに交換。ここではレッドブル勢がソフトタイヤを投入したのに対し、メルセデス勢やフェラーリ勢はハードからミディアムタイヤへと履き替えた。
フェラーリのカルロス・サインツJr.が1分14秒572でトップタイムを塗り替えたものの、1段階タイヤが柔らかいフェルスタッペンはそれを0.320秒上回る1分14秒252を記録した。
ここ最近好調が続いているマクラーレンも、2セット目にソフトタイヤを履き、ノリスが速さを見せた。1分14秒228で、フェルスタッペンをわずか0.024秒上回ってみせたのだ。
その後、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が縁石に乗った際にマシンから脱落したパーツが走行ライン上に落ちたことで赤旗掲示。角田は新品ソフトタイヤでアタックに入ろうとしたタイミングで走行中断を強いられた。
パーツが回収され、僅かな中断でセッション再開。ノリスは1セット目に履いたハードタイヤに戻し、ロングランを行なった。
タイムシートの変動も落ち着き、各車が淡々と自らのプログラムを進める中でセッションが終了。ノリスがFP1トップとなった。
レッドブルが調子を取り戻すと見られていたスペインGPだが、好調が続いているマクラーレンがまずは最初のセッションで先行した形となった。しかしフェラーリやメルセデスがソフトタイヤを履かなかったこともあって、勢力図が見えてこないセッションとなった。
中団チームでは、ソフトタイヤを履かなかったにも関わらず8番手につけたエステバン・オコン(アルピーヌ)が一歩リードといった状況だが、10番手以下のタイム差は非常に小さい。
角田はセッション前半、DRS展開時にリヤウイングのフラップがバタバタしてしまう問題があり、走行時間をロス。ソフトタイヤでのアタック時に赤旗が出る不運もあり、20番手でセッションを終えた。
このレースに比較的大きなアップデートを持ち込んだRBだったが、ダニエル・リカルドも15番手。FP2に向けて、さらなる調整が必要と言えそうだ。
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みんなのコメント
まだ トラックエボリューションもあるだろうし、ホンダPUは FP3のラストまで、マックスパフォーマンスは出さない
レッドブルのアプデ話は、どこへ?
マクラーレンは 小変更らしく、一番シミュレーターが信用出来て 持ち込みセットアップは巧く行っているだろう
サインツは来年居ないから 試行錯誤はさせず、素直なセットで 走りだせる
ルクレールが アップデートによる、様々な事をやっている
シーズン始めから 此までは、路面がヒートアップするほど レッドブルとフェラーリよりになり、冷えると メルセデスよりになっていたがどうかな?
ポールトゥフィニッシュが モナコより上で、10%の負けをしたのが ぶっち切っていたのに、ブローした ルクレールw