レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、前戦メキシコシティGPで2度ペナルティを受けたことや、ドライビングガイドラインの見直しが行われることなどについて、第21戦サンパウロGPのFIA会見で様々な質問を受けたが、フェルスタッペンは自身への批判には耳を貸さないと主張し、自分が何をしているかわかっていると述べた。
自分が攻撃的すぎて制御不能になっていると感じているかと問われると、フェルスタッペンはすぐに反論し、「キャリアのなかで以前にもそう言われたことがある。F1で10年目になるし、自分が何をしているのかわかっていると思う」と語った。そして、他の19人のドライバーがレースのあり方についての彼の見解に同意していないことを指摘されると、彼は次のように主張した。
F1第21戦木曜会見:「やるべきことをやるだけ」王者フェルスタッペン、繰り返されるドライビングへの質問に我慢強く対応
「自分が孤独だとはまったく思っていない。僕にはよい友達と家族がいるので大丈夫だ。みんなが知らない素晴らしい人たちもたくさんいる」
フェルスタッペンは、FIAの公式記者会見で非常に身構えた姿勢のままであり、自身が耳を傾けている人々の名前を挙げることを拒否して次のように述べた。
「たくさんいるが、ここでその人たちの名前を挙げる必要はない。僕が信頼しているのは、善良な心を持ち、自分に対して誠実で、好意を持って接してくれる周りの人たちであって、ただ何かをかき回すためだけにそこにいる人たちではない。善良な心を持った善良な人々だ」
フェルスタッペンは、批判する人たちに対しても非常に否定的だ。
「僕はそういう人たちの言うことは聞かない。僕はただ自分のことをやるだけだ。僕は3度の世界チャンピオンだ。自分が何をしているのかわかっていると思う」
「一部の人たちには本当に腹が立つ。そしてそうした人たちが誰であるか、僕は知っている。いずれにせよ、僕は彼らにあまり注意を払っていない」
「それに、僕は適切な人々のサポートを受け、自分自身の決断を下すことで、キャリアのこの段階に到達できたのだと考えている。だから、自分が何をしているのかわかっていると思う。少し偏見を持っている人もいる。それはわかっているし、問題ない。でもそれは僕の問題ではない。僕はただ自分の人生を続け、パフォーマンスを発揮し続けているだけだ」
またフェルスタッペンは、メキシコで受けた2度のペナルティについての意見を詳しく述べることを拒否した。
「勝つこともあれば、負けることもあるというだけのことだと思う。レース全般はそういうものだ。そして僕は勝つのが好きで、負けるのは嫌いだ。負けることを好む人は多くないと思う。そして僕は常に結果を最大化するよう努めている。僕が言ったように、勝つこともあれば負けることもあるということだ」
レッドブルのドライバーが唯一心を開いて話したのは、ドライビングガイドラインを現状よりも明確にする必要があると思うかと尋ねられたときだった。
「それはそんなに単純なことではないと思う。もちろん、何秒を科されるかということでさえそうだ。前にも言ったように、そうしたことが自分に有利になるときもあれば不利になるときもある。完璧になることは決してないと思う。たとえルールを廃止しても、争いになったらさらにルールを追加したくなるからだ。何が許可されて何が禁止されているかが明確ではないからね。そしてルールが多くなりすぎると、減らしたくなるものだ。常に左右に動き続ける。僕は規制が過剰だと考えているか? おそらくそうだ。一般的に、ルールブックは毎年どんどん分厚くなっていくだけだ。僕は、それが常に正しい進路だとは思っていない」
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みんなのコメント
ただマックスはタイトル獲得よりも、勝つことに重点を置いているように見える。
晩年のラウダのようにしぶとくポイントを稼いでタイトル獲得、というのは嫌なのかもしれない。