2024年7月5日(現地時間)、F1第12戦イギリスGPがノーザンプトンシャーのシルバーストン・サーキットで開幕する。マックス・フェルスタッペンとランド・ノリスの争いが急展開を見せる中で行われる「真夏の決戦」はどういう結果になるのだろうか。なお、イギリスGPは通常のレースフォーマットで行われる。
母国グランプリで注目を集めるランド・ノリスの逆襲
モナコGPを例外として、このところレッドブルとマクラーレンのパフォーマンスが急接近。とくにフェルスタッペンとノリスは予選からガチンコ勝負になっていて、ついに前戦オーストリアGPでは、違反ギリギリのブロックで抑え込むフェルスタッペンと追いつめるノリスが接触。ノリスは逆転優勝どころかリタイアに追い込まれてしまった。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
そのオーストリアGPから連戦で迎えるイギリスGPは、ふたりの対決がどうなるのかがまず焦点となる。とくにノリスにとっては、母国グランプリとなるだけにこのレースにかける想いは強いことだろう。
オーストリアGPでラッキーな優勝を飾ったメルセデスのジョージ・ラッセルにとっても母国グランプリとなり、2連勝を狙ってくる。チームメイトのルイス・ハミルトンもイギリス出身のドライバーだ。
イギリスに拠点を置くチームも多く、よく知ったコースでアップデートを持ち込むことになりそうで、大きなパフォーマンスアップが期待される。
ドライバーズチャンピオンシップはフェルスタッペンが大きくリードしているが、まだシーズンは半ば、ここから形勢逆転があっても驚けない。
【参考】2024年F1第11戦オーストリアGP決勝 結果
1位 63 G.ラッセル(メルセデス) 71周
2位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+1.906s
3位 55 C.サインツ(フェラーリ) +4.533s
4位 44 L.ハミルトン(メルセデス) +23.142s
5位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+37.253s
6位 27 N.ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)+54.088s
7位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+54.872s
8位 20 K.マグヌッセン(ハース・フェラーリ)+60.355s
9位 3 D.リカルド(RB・ホンダRBPT)+61.169s
10位 10 P.ガスリー(アルピーヌ・ルノー)+61.766
─────────────────────
14位 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)+1周
ファステストラップ 14 F.アロンソ(アストンマーティン)
【参考】2024年F1ドライバーズランキング(第11戦終了時)
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) 237
2位 4 L.ノリス(マクラーレン)156
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)150
4位 55 C.サインツ(フェラーリ)135
5位 11 S.ペレス(レッドブル)118
6位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)112
7位 63 G.ラッセル(メルセデス)111
8位 44 L.ハミルトン(メルセデス)85
9位 14 F.アロンソ(アストンマーティン)41
10位 22 角田裕毅(RB)19
【参考】2024年F1コンストラクターズランキング(第11戦終了時)
1位 レッドブル 355
2位 フェラーリ 291
3位 マクラーレン 268
4位 メルセデス 196
5位 アストンマーティン 58
6位 RB 30
シルバーストンは平坦で直線部分が長い「超高速サーキット」
イギリスGPの舞台となるのはシルバーストン・サーキット(Silverstone Circuit)。1942年に作られたイギリス空軍の飛行場跡地に、第二次世界大戦後の1950年に建設されたコースで、全体的に平坦で、直線部分が長く、「超高速サーキット」として知られる。
何度もコースが改修され、現在は低・中・高速のコーナーもレイアウトされているものの、現代のF1マシンではアクセル全開で「ほぼストレート」となる区間が多い。そのため高速コーナーでは横加速度が5Gを超えるところもあり、ドライバーの負担へも大きい。
各コーナーにはコプス、マゴッツ、ベケッツ、チャペルなど愛称がつけられているが、とくにハンガーストレート、マゴッツ、ベケッツ、チャペルと続く超高速コーナーは有名だ。
問題は英国特有の気まぐれな天気(ブリティッシュウェザー)。風向きの変化も大きく、時にドライからウエット、再びドライところころと変化して、ドライバーを悩ませる。
高速コーナーでは乱気流の影響を受けやすく、追い抜きは意外と簡単ではなく、レース序盤に主導権を握ってそのまま逃げ切るシーンも見られる。
昨年はフェルスタッペンが圧巻の走りで優勝
昨年のイギリスGPではフェルスタッペンが優勝。序盤こそノリスに先行を許したが、DRSが解禁されると5周目にあっさりと首位を奪い、そのまま徐々に差を広げると、セーフティカーの導入にも動じることなく、シーズン10戦目にして8勝目のチェッカーへと飛び込んだ。
レッドブルはついに開幕から負けなし9連勝(エミリア・ロマーニャGPは中止)をマーク、フェルスタッペンは5連勝(9戦7勝2位2回)と、もはや敵なしの状態となっていた。
一時トップに立ったノリスはフェルスタッペンには敵わなかったが、高速コーナーでのスピードが抜群で、迫るメルセデスのルイス・ハミルトンを引き離して2位でフィニッシュ。ふたりのイギリス出身ドライバーが表彰台にあがり大いに盛り上がった。
【参考】2023年F1第11戦イギリスGP決勝 結果
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) 52周
2位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+3.798s
3位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+6.783s
4位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+7.776s
5位 63 G.ラッセル(メルセデス)+11.206s
6位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+12.882s
7位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+17.193s
8位 13 A.アルボン(ウイリアムズ・メルセデス)+17.878s
9位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+18.689s
10位 55 C.サインツ(フェラーリ)+19.448s
・・・・・・・・・・・・・
16位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダRBPT)+31.225s
17位 21 N.デフリース(アルファタウリ・ホンダRBPT)+33.128s
ファステストラップ 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)
ピレリの分析「昨年は大多数のドライバーが1ストップ戦略を採用」
イギリスGP開幕に向けて、タイヤを供給するピレリは「シルバーストン・サーキットはシリーズをとおして最もエキサイティングなコースのひとつであると同時に、タイヤにとって最も要求の厳しいコースのひとつでもあります。高速コーナーではタイヤとドライバーに5gを超える横方向の力がかかります。そのため例年同様、ここでは最も硬いコンパウンドを供給します。ハード=C1、ミディアム=C2、ソフト=C3です。右コーナーが多いため、左フロントのタイヤが最も摩耗します。夏のイギリスの天気は非常に変わりやすく、状況が急速に変化する可能性があるため、注意が必要です。昨年はレース全体がドライコンディションで行われ、意外アにもソフトタイヤが多く使用されました。過去には2ストップが主流でしたが、昨年は大多数のドライバーが1ストップ戦略を採用しました」とコメントしている。
さて2024年はどんなレースとなるのか。第12戦イギリスGPは日本時間7月5日20時30分(現地時間12時30分)から始まるフリー走行で開幕する。
2024年F1第12戦イギリスGP タイムスケジュール
フリー走行1回目:7月5日12時30分~13時30分(日本時間20時30分~21時30分)
フリー走行2回目:7月5日16時~17時(日本時間24時~25時)
フリー走行3回目:7月6日11時30分~12時30分(日本時間19時30分~20時30分)
予選:7月6日15時~16時(日本時間23時~24時)
決勝(52周):7月7日15時~(日本時間23時~)
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