RBのチーム代表であるローレン・メキーズは、アストンマーティンとの差を縮め、トップ5チームに接近しつつあると考えているものの、まだ手放しでは喜べないと考えているようだ。
今季のRBは角田裕毅の活躍もあり、ここまで24ポイントを獲得。それも全て直近6レースで獲得したものである。これにより、アストンマーティンとの獲得ポイントの差は20までに接近。特にここ3戦では、RBが17ポイント獲得しているのに対してアストンマーティンはわずか4ポイントと、圧倒している格好だ。
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今シーズンは開幕から、トップ5チームと下位5チームに完全に分かれていると言われてきた。しかし今や、RBがそのトップ5の牙城を崩しつつあるように見える。
「純粋なペースで言えば、過去3レースでアストンは、我々に近いか、ほぼ同等のペースだった。そのことは、確かに少し驚いたね」
RBのメキーズ代表はそう語った。
「でも我々は、幻想を抱いているわけではない。彼らは非常に大きなチームだからね。彼らは次第にペースを上げ、おそらくより多くのデータをマシンに投入するものだと感じている」
「それでも、我々は彼らのことを見ている。直近の数レースは、我々が組み立てることができるレースだった。そこに少し強さを追加できるかどうか、カナダのようなコースでも何ができるか、それを見ていきたいと思う」
次のカナダGPではどんなことを期待するのか? そう尋ねられたメキーズ代表は、次のように語った。
「低速コーナーが多いコースの方が、高速コーナーが多いコースよりも少し良い成績を収めることができていると思う。カナダは両方の要素が混ざったコースなので、様子をみたいと思う」
そうメキーズ代表は言う。
「予測するのはとても難しい。なぜならその差は、最終的にはコンマ数秒の話だからだ。モナコを見れば、ガスリー(ピエール・ガスリー/アルピーヌ)やアルボン(アレクサンダー・アルボン/ウイリアムズ)が、予選では我々と同じようなところにいた。予選が全てだったしね。カナダも非常に独特のコースだから、マシンの本質的なパフォーマンスよりも、準備やサーキットでの業務の遂行のレベルの方が重要だと思う」
好調なパフォーマンスが続くRBだが、ライバルとの差は僅差。ひとつリズムを崩してしまえば、たちまち集団に飲み込まれてしまう可能性があるとメキーズ代表は気を引き締める。
「今はコンマ1秒を争う戦いだし、レースをどう戦うかが重要になる。週末の戦い方でコンマ1秒を失うと、幸運ならQ3に進めるし、不運ならQ1で敗退してしまう……そういう状況になることもある」
「我々は、この1年を通じてふたつのレースに参加しているようなモノだ。つまり、会社にふたつの異なる特性が求められている」
「ひとつは、ファクトリーの基盤やインフラ、ツール、そしてソフトウェアの戦いだ。一方でレースチームやサポートの質などを中心としたモノなんだ」
「我々はこのふたつの流れを、最大限に活用する必要がある。実際にうまくいかないことがあれば、中団グループの中で大きく落ち込むことになる」
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みんなのコメント
素人の自分でも今ピットインしないとダメだろって思うことばかりで俺がやった方がいいとさえ思うほどだった
あんなので給料もらったらあかん