スズキのアレックス・リンスは、MotoGP第7戦カタルニアGPの走行前日に、自転車乗車中に転倒した結果、右腕の橈骨を骨折。これによってカタルニアGPを欠場しなければならなかった。
それから2週間が経ち、MotoGPはザクセンリンク・サーキットでの第8戦ドイツGPを迎えた。リンスはドイツGP出走に向けて現地入りすると、無事メディカルチェックを通過。そして彼はカタルニアGPで起きた転倒の真相を明らかにした。
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リンスの明かしたところによると、彼は自転車に乗っている時に“重要なメッセージ”を携帯電話で送信していたため、前方不注意でバンにぶつかってしまったのだという。
「ああ、確かにその通りで、僕がカタルニアでクラッシュしたのはある重要なメッセージを送っていたからだ」と、リンス。
「携帯電話から離れる必要があるのは確かだね。僕を含め、運転中に時間の確認だったりメッセージの送信だったりで携帯電話を見ていると、他の車や路上への注意が散漫になってしまう」
「厳しいよ。でも人にぶつかるよりバンに当たったのはまだ良かった。もしペンキを塗っている人が居て、バンが無かったら? もっと酷いことになっていただろう」
「これは危険性のひとつの例なんだ」
なおリンスは事故後に再び自転車に乗ってモーターホームへと戻っていて、腕の骨折に気がついたのは病院に向かった時だったという。
「バンにぶつかって立ち上がると、男性が居て僕にペットボトルの水を渡してくれた。それでちょっと出血していた脚を綺麗にしたんだ」
「その時には腕はそんなに悪くなかった。2015年にはフラットトラックで同じ様なことがあった。転倒をしたけど、バイクに乗って2周ほどすると『大丈夫、でもちょっと痛みがあるな』という感じだった」
「それで病院へ向かったんだ。バルセロナでもまったく同じだった」
「(カタルニアで)転倒した後は自転車にまた乗ってモーターホームへと戻った。携帯電話はナシでね。もう画面も壊れてしまっていた」
「そして病院へ向かって、そこで手にちょっと重めの怪我があるんじゃないかと感じた」
「(ザビエル)ミル医師と彼のチームは患部を4週間固定して治すか、それとも手術して1週間で動かし始めるかの選択肢を与えてくれた」
「もちろん僕はライダーだし、できるだけすぐにバイクに乗りたかった。だから一番早く済む選択肢を選んだよ」
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