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「エクスフィニティシリーズ」第30戦 服部レーシング(HRE)チームベストリザルト【NASCAR】

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「エクスフィニティシリーズ」第30戦 服部レーシング(HRE)チームベストリザルト【NASCAR】

後方から着実に追い上げて5位フィニッシュを達成

 アメリカでもっとも人気のある自動車レース「NASCAR(ナスカー)」の世界で唯一の日本人オーナーチームである、服部茂章代表率いる「Hattori Racing Enterprises(HRE)」は、昨年に引き続き、ナスカーの3大シリーズのひとつである「Xfinity SERIES(エクスフィニティ・シリーズ)」へのスポット参戦を続けている。エクスフィニティ・シリーズは、10月17日(土)にカンザス州にあるカンザス・スピードウェイでシリーズ第30戦「Kansas Lottery 300」を開催したが、HREも第27戦から4戦連続でこの一戦への参戦を果たすこととなった。 今季のナスカーは、新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け、一時レース自体を中断することもあったが、現在は無観客試合で開催となっている。無観客だけでなく、練習走行や予選セッションを行わない決勝だけのレースフォーマットも採用している。HREの「#61 TOYOTA TSUSHO TOYOTA GR SUPRA」の決勝グリッドは、クジ引きにより、28番グリッドからスタートとなった。 この第30戦の舞台となるカンザスのコースは、1周1.5マイル(2.4km)のトライ・オーバルコース。コーナーのバンク角は17~20度と比較的緩やかだが、コーナーのRが大きくアクセル全開での走行が可能なハイスピード・トラックで、タイヤの状態が良い時は、ほぼ全開で周回でき、デイトナに次ぐハイスピードオーバルコースと言われている。今回のエクスフィニティのレースでは、このコースを200周(第1ステージ45周、第2ステージ45周、最終ステージ110周)で争うこととなる。

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 10月17日(土)午後7時に、グリーンフラッグが振られた。ここでHREのヒル選手はタイミングを合わせ、スタートで一気に前に出る作戦で、ポジションは21番手に上げてオープニングラップを終えるとさらに前を伺い、9周目には15番手まで順位を上げていく。さらにイエローコーションが続き、そのリスタートのタイミングでポジションアップを図り、12番手にまでポジションを上げて、まずは第1ステージを終える。その後のステージブレイクのピットインでは、チームは給油と4本のタイヤ交換、車両に調整を加えてコースに送り出す。 12番手からスタートした続く第2ステージも、またもクラッシュによるイエローコーションが出され、そのイエロー明けのリスタートで10番手にポジションアップし、その後は安定したラップタイムでそのまま90周目の第2ステージのチェッカーを受けた。このステージブレイクでも、給油と4本のタイヤ交換、さらに若干のマシン調整を加えてコースに送り出し、HREの61号車は12番手から最終ステージを戦うこととなった。 そして97周目、残り103周で最終ステージのリスタートが切られると拮抗したレース展開となる。給油のタイミングを計りつつ、140周目あたりから、各チームが最後のピットストップを始め、HREチームもイエローコーションが出るのを待ちながら、燃料の限界となる146周目にグリーンフラッグ下のピットイン。給油と4本のタイヤ交換を素早くこなしてコースに戻る。

 全車が最後のピットインを終えた156周目、全チームが期待していたイエローコーションがタイミング遅く出された。もちろん、上位陣はここでコースに留まったのだが、HREはマシン調整の為に、HREのスープラ61号車にピットインの指示を出し、車両調整とタイヤを交換。そして12番手からリスタートに備えた。 そのリスタートでもヒル選手はポジションアップに成功。またフレッシュなタイヤのため、周回ごとにポジションアップ。168周目には9番手までアップしたところで、またしてもイエローコーションが出される。ここで上位陣がピットに向かうが、ヒル選手を含む3台がコースにステイとなり、ポジションは3番手に。173周にリスタートしてからは、新品タイヤに交換したマシンの猛追もあり、8台ほどの激しいトップ争いが展開される。

 が、レース最終盤の191周目にこの日10回目となるイエローコーションが出され、残りわずか3周でのレースとなる。このリスタートでヒル選手は5番手のポジションをキープし、これを追い立てる後続を抑えきって無事にチェッカーを受ける。HREにとってエクスフィニティでのベストリザルトを記録したことになった。

 HREのエクスフィニティ・シリーズへのスポット参戦は、残る1戦、次回のエクスフィニティ・シリーズ第31戦テキサスへの参戦が今季最後となる予定。このテキサス戦もトラックシリーズとのダブルヘッダーでの参戦になる。

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