さらにモダンでスタイリッシュになったA6アバント。美しく、速く、実用的な万能ワゴンの進化を見てみよう。
アウディのEセグメントであるA6。3月のジュネーブショーで5代目となるセダンが披露されたが、このたび本国でワゴンボディのA6アバントが発表された。
シングルフレームグリルと特徴的なデザインおLEDヘッドライトを備えたフロントフェイス、豊かで張りのあるボディパネルなど、アウディらしさを強調しているが、新形は前後フェンダー上のブリスターが一層強調されてさらにスポーティで力強いデザインとなった。このブリスターはクワトロの力強さを表現したもの、とデザイナーのマーク・リヒテ氏は説明している。ボディサイズは全長4.94m、全幅1.89m、全高1.47mで、これはほぼ先代と同サイズだ。ラゲッジルームは通常時で565L、最大時で1680Lとい大容量を確保している。
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ドライバーアシスタンスシステムは最先端のものを搭載。250km/hまで使用可能なアダプティブクルーズコントロールは、道路工事なので道幅が狭くなっていても対応するナローロードアシスト機能も備わっている。またハード面での特徴は、全車にMHEV(マイルドハイブリッド)を当歳したことだ。制動時には最大時で12kWの電力を回生し、リチウムイオンバッテリーに蓄える。そして55km/h~160km/hの範囲で、低負荷時にエンジンを停止するコースティング機能を備えるほか、22km/h以下でアイドリングストップ機能を作動させる。
もうひとつの特徴は四輪操舵システムの設定だ。60km/h以下ではリヤタイヤがフロントタイヤと逆位相に最大5度までステアされる。これにより小回り性が向上し、最小回転半径が0.5m小さい5.5mとなっている。
インテリアは10.1インチと8.6インチのふたつの液晶ディスプレイが備わっており、上部の10.1インチモニターではナビゲーションやインフォテインメントシステムを、下部の6.6インチモニターではエアコンやコンフォート機能、テキスト入力などを行う。クルマのほぼ全ての機能をこれらの画面で行うことが可能。MMIタッチレスポンスはさらに進化し、直感的かつスムーズに操作できる。ドライバー正面のメーターはおなじみのバーチャルコックピットを採用。シンプルでモダンなデザインのインパネは、スポーツ、デザイン、デザインセレクション、Sラインスポーツパッケージの4つのラインから好みの物を選択することができる。
より豪華に、よりスポーティに生まれ変わった新型A6アバント。日本への上陸は2018年の夏頃と予想される。
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