エントリーモデルの次世代EVを予告?
メルセデス・ベンツは、9月5日にドイツで開催されるミュンヘン・モーターショー(IAA MOBILITY 2023)で、新しいコンセプトカーを公開する予定だ。
【画像】未来のクルマを占う実験的コンセプトカー【メルセデス・ベンツの最新コンセプト(ワンイレブン、EQXX)を写真で見る】 全53枚
このコンセプトカーは、自社開発のEVおよびマイルドハイブリッド・パワートレインを搭載した新型車を予告するものと予想される。
メルセデス・ベンツは、2025年までにすべての市場セグメントでEVを導入する計画で、9月のミュンヘン・モーターショーでは、ビジョンEQXXやビジョン・ワンイレブンといった他のコンセプトカーも展示される見込みだ。
電動化戦略を進める中、コンパクトカーのラインナップ再編成の一貫として、同社は今後3年間に「エントリー・ラグジュアリー」モデルと呼ばれる3車種を投入する予定だ。
ラインナップを簡素化し、コンパクトカーの車種数を減らして、最終的には内燃エンジンを搭載したAクラスも廃止すると見込まれる。
新しいコンセプトカーでは、「クラストップの革新性、デザイン、デジタル体験のビジョン」を表現するという。空気抵抗の大幅に低減し、1回の充電で約1200km走行可能なビジョンEQXXで得た知見も活かされる。
ビジョンEQXXは、新しいメルセデス・モジュラー・アーキテクチャ(MMA)をベースに開発された。MMAは来年までに市販車に導入予定であり、新しいコンセプトカーにも採用される可能性が高い。
トランスミッショントンネルがなく、バッテリーパックがスリムなため、MMAを使用したモデルは従来の内燃エンジン車よりも広々とした室内空間を持つことになるだろう。また、利益率の高い高級車に注力するという方針に沿って、より一層ラグジュアリー性を強めたインテリアデザインとなるはずだ。
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