マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、予選と決勝を同日に開催するフォーマットについて、反対の姿勢を取っている。
大型の台風19号の影響を受け、土曜日の走行がキャンセルされたF1日本GP。予選は決勝日の朝10時から行われた。
このフォーマットはドライバーやファンから好意的に捉えられた。しかし、予選でマシントラブルやクラッシュが起きた場合に対処が難しくなることや、露出の機会が減ることから、好ましく考えていないチームもあるようだ。
「土曜日に予選を開催するのが良いと考えているので、私はそれ(予選と決勝の同日開催)に賛成していない」
そうザイドルは語った。
「(土曜日の予選が行われることで)それについて内外で多くの議論が行われるんだ」
「レース週末をもう少し圧縮できるかどうか検討したいと思う。我々はその議論をしているんだ。しかし、週末のハイライトをある1日だけに集約するのは正しいことだと思わない」
「最大の問題は、もし大きなトラブルやコンポーネントを交換する必要が生じた場合にタイムリミットがあることだ」
ルノーは、その時間の問題に直面したチームのひとつだ。日本GPの予選Q2でニコ・ヒュルケンベルグのマシンにトラブルが発生。決勝までにコンポーネントを交換し、マシンを間に合わせる必要があった。
しかし、ルノーのマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、予選・決勝同日開催のフォーマット採用を検討する価値があると考えている。
「とても気に入った」と、アビテブールはmotorsport.comに語った。
「私がそう言っているのは、最終的にそれほど悪いものではなく、全てがポジティブだったからだ」
「しかしそうは言うものの、我々は予選でトラブルに見舞われ、決勝までの間で苦労した。我々のチームはある意味ストレステストを受けたんだ」
「予選に向けて走り出してすぐに問題が発生すると、予選が台無しになる上、パルクフェルメルールが適用されるため、できることはほとんどない」
「FIAは我々が抱えた問題を修正することを許可してくれたが、時間は限られていた。クルーは驚くべき仕事をしてくれた。そのフォーマットがプレッシャーを生み、カオスを生み出していることが示された。率直に言って興味深い」
グランプリの2デイ開催がうまくいくと考えている人もいるが、F1マネージングディレクターであるロス・ブラウンは、現在の3デイ開催を変更する予定はないと述べた。
「鈴鹿の日曜日に、素晴らしいショーが提供されたのは事実だ。しかしそうなるのは、フィーダーシリーズ(FIA F2やFIA F3)のレースがない日に限定されるだろう」
ブラウンは、日本GPを振り返りそう話した。
「慎重に分析した結果、金曜日のフォーマットを修正し、残りの部分はそのままにして、3日間のイベントを維持するのが最善の解決策だと結論づけた」
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