岡山国際サーキットでのピレリ スーパー耐久シリーズ2019の第6戦。ST-4クラスとST-5クラスで構成されるGr.2の決勝レースが10日(日)午前中に行われ、ST-4クラスは#13 ENDLESS・86が優勝。2位に入った#884 林テレンプ SHADE RACING 86が初タイトルを手にした。
前日同様に朝から青空が広がった午前8時30分スタートということで、肌寒いコンディションの中での3時間の耐久レース開始となった。
■第6戦岡山Gr.1決勝|777号車D’station Vantage GT3が今季2勝目
ポールポジションはチャンピオンに王手をかける884号車だったが、2番手からスタートした#86 TOM’S SPIRIT 86(坪井翔)が1コーナーでアウトからオーバーテイクしトップに浮上した。そこから86号車のペースがよく徐々に後続を引き離していき、スタートから30分を迎えた段階で6.5秒のアドバンテージを築いた。
一方、2番手には884号車(平中克幸)を抜いた13号車(蒲生尚弥)が浮上。884号車は5位以内に入れば無条件でチャンピオンが決まるため、無理をせず着実に周回を重ねている様子だった。
また今回も#104 ROOKIE RACINGからMORIZOことトヨタの豊田章男社長がエントリー。開始1時間を迎えるところで豊田大輔からバトンを受け取るとミスのない走りで12周を走破し、自身のスティントを全うした。
その104号車だが、レース終盤にとんでもないアクシデントに巻き込まれてしまった。チェッカーまで残り40分を切った76周目にST-5クラスの車両と2コーナーで接触。その弾みでマシンが2~3回転するクラッシュに見舞われた。この時マシンに乗っていた佐々木雅弘はマーシャルに救出されてメディカルセンターに搬送されたが、幸い大きな怪我はなく、検査後は自分で歩いてピットに戻っていた。
このクラッシュによりフルコースイエローが導入されたが、これをうまく使ったのが2番手を走行していた13号車。ちょうど2回目のドライバー交代を行う直前だったこともあり、FCY導入と同時にピットイン。タイヤ交換は行わず給油とドライバー交代のみでピットを後にし、86号車の逆転に成功した。
その後セーフティカー先導状態に切り替えられ、残り30分のところでレースが再開された。思わぬ形で2番手に下がってしまった86号車(松井孝允)が必死に追い上げるも、残り20分を切ったところで左フロントタイヤがパンク。緊急ピットインを余儀なくされた。
これで一気に楽になった13号車は98周で3時間を迎えチェッカーフラッグ。今季初優勝を飾った。2位には884号車が入り、念願のST-4クラスシリーズチャンピオンに輝いた。3位には86号車が続いた。
ST-5クラスはポールポジションからスタートした#66 odula Idia ROADSTERが2番手以下に40秒もの大差をつけ優勝した。
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