ディンフェンディング・ウイナーとして2020年のデイトナ24時間レースに参戦している小林可夢偉が1月24日、決勝レース前最後のプラクティスに臨み、コニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rの10号車キャデラックDPi-V.R(ライアン・ブリスコー/スコット・ディクソン/可夢偉/ランガー・バン・デル・ザンデ組)をドライブして総合トップタイムをマークした。
前日の23日にアメリカ、フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開幕したIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦デイトナ。今イベントでは走行初日に計3回のプラクティスと公式予選が実施されており、24日のプラクティス4は長い決勝に向けて、各チームがコースに出る最後の機会となる。
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そんな重要な局面で、2019年大会の優勝チームであるコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rを運営するウェイン・テイラー・レーシングはマシンを可夢偉に託す。
すると可夢偉は、3ラップ目に1分36秒610で全体トップに躍り出ると4周目、6周目にも自己ベストを更新。さらに7ラップ目にはセクター2でベストタイムを刻みながら1分35秒340のセッション最速タイムをマークしてみせた。
その後、チームは10号車をピットに呼び戻したがドライバー交代は行わず可夢偉が続投することに。最終的にLMP2カーのクラッシュによって短縮終了となったプラクティス4での全17ラップを担当した可夢偉は、1~3の全セクターでベストタイムを叩き出す上々の走りでラストプラクティスを切り上げている。
可夢偉のタイムに続いたのは予選でのクラッシュから復活したアキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05。タイムは1分35秒733で10号車キャデラックから約0.4秒遅れた。3番手はさらに約0.3秒遅れのタイムを記録したマスタング・サンプリング・レーシング/JDCミラー・モータースポーツの5号車キャデラックDPi-V.Rだ。
LMP2クラスは予選3番手を獲得したタワー・モータースポーツ・バイ・スターワークスの8号車オレカ07・ギブソンが1分37秒230というタイムでクラストップとなった。
GTLMクラスの首位は、同じく予選3番手のコルベット・レーシングが走らせる3号車シボレー・コルベットC8.R。これにポルシェGTチームの911号車、912号車ポルシェ911 RSRがクラス2、3番手に続いた。GTDクラスはデイトナ2連覇中のGRTグラッサー・レーシング・チームの11号車ランボルギーニ・ウラカンGT3がベストタイムをマークしている。
■小林可夢偉「もう1勝できるように頑張ります」
なお、同セッションは前述のとおりクラッシュによる赤旗でセッション終了となったが、その原因となったのはパフォーマンステック・モータースポーツの38号車オレカ07だった。
ドン・ユーンがドライブしていた38号車オレカはセッション残り15分となったタイミングでクラッシュ。マシンはターン6のコーナー内側にあるタイヤバリアにもたれかかる形でストップしたため、撤去作業に時間を要すこととなってしまった。ユーンは自力でマシンを降りている。
「これまで色々な24時間レースに挑戦していますが、デイトナは僕にとって大切なレースのひとつです」と語るのは、2019年大会に続き“ロレックス24”連覇を狙う可夢偉だ。
「昨年に続いてデイトナに戻ってくることができてうれしいです。今日でフリープラクティスが終わり、明日25日はいよいよ決勝レースがスタートします」
「チームとドライバー4人が力を合わせて準備をしてきた結果、レースに向けてとてもいいクルマを作ることができたと感じています。ディフェンディングチャンピオンとして、もう1勝できるように頑張ります。応援よろしくお願いいたします」
可夢偉だけでなくチームメイトのバン・デル・ザンデ、ウェイン・テイラー・レーシングにとっても連覇が懸かる第58回デイトナ24時間レースの決勝は、1月25日13時35分(日本時間26日3時35分)にスタートが切られる予定だ。
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