■パーキングメーターの「59分まではセーフ」は本当?
都市部などへクルマで出かけた際に見かけることの多い「パーキングメーター」や「パーキングチケット」。巷では、「駐車してから59分までに立ち去れば駐車違反ではなく、お金もかからない」という噂が出回っていますが、実際のところはどうなのでしょうか。
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パーキングメーターとは、時間制限駐車区間内に設置され車両を感知して、駐車時間を自動的に計測する機械のことです。
なお、時間制限駐車区間とは、「時間を限って同一車両が引き続き駐車できる道路の区間であることが道路標識などにより指定される道路区間」のことで、路面には白線で駐車枠が指定されています。
利用者が公平に使えるように、1回に利用できる時間が決まっており、駐車できる時間は場所によって異なりますが、基本的に60分です。
パーキングメーターと似ているタイプのもので、パーキングチケットという機械も存在します。これは、日時や駐車、車両ナンバーなどが印字されたチケットを車両に貼っておくことで利用を証明します。パーキングメーターは硬貨しか使えませんが、パーキングチケットは紙幣が使えることが多いのも特長といえます。
では、前述の「59分までに立ち去れば駐車違反ではなく、お金もかからない」とい噂は、どのような状況なのでしょうか。
この噂は、パーキングメーターに関するものです。基本的な60分タイプは、「制限時間を過ぎると駐車違反」となる旨が警視庁のホームページなどに記載されていることもあり、超過となる前の59分までに車両を移動すれば、お金を払っていなかったとしても違反にはならないという解釈になったのです。
この解釈について、都内の警察署職員は、次のように説明しています。
「60分タイプのパーキングメーターで、『59分以内にクルマを移動すれば違反にならずお金が掛からないのは本当?』という趣旨のお問合せは過去にも頂いておりますが、回答としてはは59分以内でも駐車違反となります。
機械の注意書きにも『すぐに手数料を入れてください』と書いてある通り、すみやかに指定されている手数料を支払う必要があります。
ただし、小銭が用意出来ていない場合など近隣で両替などが必要なことも考えられるため、すぐに取り締まりをすることはあまりありません。
また、パーキングチケットでは、チケットを掲示していないと駐車違反となることから、すぐに取り締まりをされる可能性もあります」
※ ※ ※
あくまでもパーキング・メーターで取り締まりが即座におこなわれないのは、「利用者の諸事情を考慮して大目にみている」といいます。ただし、指定されている白線からはみ出しや標識上でパーキングメーターの利用時間外で駐車している場合でも、駐車違反として取り締まりされます。
■微妙に異なるメーター式とチケット式の使い方とは
パーキングメーターとパーキングチケットは利用方法が異なります。まず、パーキングメーターを利用するときは、機械に表示されている時間が「0分」になっていることを確認します。
その後、駐車枠に車両を駐めたら、本体に指定されていた手数料を投入。多くのパーキングメーターでは、支払いは前払い制となり、100円硬貨のみが利用可能です。
手数料を投入後、「未納」と書かれたランプが消灯。必要に応じて領収書も発行できますが、駐車時間の延長や貸し切り、場所取りなどはできません。
なお、駐車料金ではなく手数料としている理由について、警視庁は「パーキングメーターなどの維持管理に必要な費用を、利用される方から『手数料』として納めていただくもののため、駐車料金とはしていません」と説明しています。
また、パーキングチケットでは、車両を白線内に駐めた後に、近くに設置してある機械で発給を受けた日時や駐車を終了すべき時刻などが自動的に印字されたチケットを受け取ります。
支払いは前払いとなり、チケットの領収書部分を剥がすことでシールが出てきます。そのシール部分をフロントガラスの内側に貼り付けることで完了です。
パーキングメーターとパーキングチケットは、必ずしも24時間利用できる訳ではありません。機械が設置されている道路では、青色の「P」と表記された規制標識や白色の補助標識に利用可能日時や条件が記載されており、その条件に沿っての利用ができます。
たとえば、規制標識に「9-17 60」、補助看板に「日曜・祝日を除く」と記載されている場合は、9時から17時までの時間帯に60分間駐めることができ、日曜日や休日は利用できません。
あらかじめ、都市部などでパーキングやメーターやチケットを利用する際は、事前に利用方法を確認することで、円滑な駐車が可能です。
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