サーキット以外でもメリットは大きいバケットシート
サーキットを走る場合、必須(JAF戦などの車両規定が厳格なレースなどは除く)ではないけれど、身体をしっかり包み込んでくれて安全に走ることができるバケットシート。クルマ好きならサーキットを走らなくても、インテリアのカスタムパーツのひとつとして装着している人も多いですよね。そのバケットシートですが、じつは街乗りでも快適なんです。多少のデメリットはありますが、助手席にもバケットシートがあったら女子ウケポイントがアガる、4つの項目を紹介します。
走り派の定番カスタム「社外バケットシート」! じつは街乗りドライバーにも超オススメだった
バケットシートにはリクライニング機構付き・無しの2タイプある
まず、バケットシートには大きく分けるとフルバケットシートとセミバケットシートの2種類があります。フルバケットシートは、背もたれと座面が一体型になっていてリクライニング機構がありません。このタイプはサーキットなどのモータースポーツでの使用を考慮した設計。身体の太腿から腰部分、上半身までをしっかり包み込んでくれる形状で、ホールド感(包まれ感)はかなり強めです。デメリットを挙げるとすれば、背もたれを倒して休息することはできませんし、乗り降りもしづらかったりするので、日常的に使用する場合はちょっと不便さを感じるかと思います。
セミバケットシートはリクライニング機構が備わり、座面の沈み込みやシートの腰部のサイドサポートの高さなどはフルバケットシートと比較すると、緩やかに設計されています。そのため普段使いから走行会やサンデーレースまで、幅広く使用することができるのです。
そしてここからが本題です。純正シートと比べてタイトな座り心地と乗降性の煩わしさがあるバケットシートのメリット&デメリットについて、女子目線で触れたいと思います。
バケットシートの女子ウケポイント01:「長時間座っても腰が痛くなりにくい」
よく聞くのが「腰痛持ちだからバケットシートに交換した」というエピソードです。もちろんお財布の紐をきっちり締めている奥さまへの定番な説得理由ですが、あながちウソではありません。というのも、バケットシートは人間工学に基づいて設計されているので、正しい着座姿勢を保てますし、カーブなどでクルマの揺れに対して身体を支えようとする必要がなくなるなど、腰への負担だけでなく疲労も軽減してくれます。長時間同じ姿勢で座っていると、おしりが痛くなりやすい女子にとってもドライブデートの心強い味方になりますね。
バケットシートの女子ウケポイント02:「身体をしっかり包み込んで支えてくれる」
純正シートのなかにはシートバックや座面がフカフカしていて、それはそれで座り心地は悪くないのですが、男性と比べて身体が華奢な女子にとってはシート自体が意外と広く、肩や腕、太ももなどを支えるサイドサポートが浅く(低い)、シートとの間に隙間ができてしまいます。そのため段差の乗り越えや急カーブ、ワインディングなどでは身体を支えきれず、無理に踏ん張ったりと目的地に到着するころにはヘトヘトなんてことも……。
バケットシートなら、背もたれや座面のサポートが高いので、小柄な女子の身体もしっかり包み込んでガチッとホールドしてくれます。身体があっちこっちに揺れないのでクルマ酔いをしにくいのも嬉しいポイントです。なんといってもバケットシート自体が私を優しく包み込んでくれる頼もしさに“きゅんです”。
バケットシートの女子ウケポイント03:「シートヒーター付きのモデルも存在」
最近では純正シートでもシートヒーターが採用されているクルマが増えていますが、グレードによってはシートヒーターがないこともあります。市販のバケットシートのなかには、シートヒーター付きの商品が設定されているモデルもあり、冷え性女子にとって寒い冬にはとっても嬉しい機能です。バケットシートでお馴染みのレカロやブリッドからシートヒーター付きモデルが数多く発売されています(レカロ:RS-GE、RS-GS、SRシリーズなど。ブリッド:DIGOIII LIGHTシリーズ、EUROSTERIIシリーズなど)。見た目のかっこよさに加えて、暖かいシートに座れる便利な機能も付いていれば、心も身体もホカホカになります♡
バケットシートの女子ウケポイント04:「リクライニング機構付きならさらに快適」
バケットシートのなかでも背もたれと座面が一体型になっているフルバケットシートは、ホールド性は抜群なものの、リクライニングさせて背もたれを自分の好きな角度に調整することはできません。もともと起こし過ぎず、倒し過ぎずの絶妙な角度で設計されているので、調節は取り付け角度のみで行います。一方、セミバケットシートなら、リクライニング機能が付いているので普通のシート同様に、シートを倒して寛ぐことも可能です。
最近では、少し回しにくいダイヤル式の角度調節機構から、レバーを採用しているモデルもあるので、使い勝手も普通のシートと変わらない扱いやすさも魅力(ブリッド:STRADIAIIIなど)。フルバケットシートと比較して、セミバケットシートはサイドサポートが浅いので乗り降りが楽なところも、日常的に使いやすいポイントです。
ミニスカートやロングスカートなどがシートのサイドサポートに引っかかって降りにくいとか、リクライニングできないし、硬くて乗り心地悪そうといった、ネガティブなイメージを抱かれがちなバケットシートですが、じつはクルマで使える優秀な高級シートなのです。クルマを運転する人も、助手席が定位置の女子でも誰もがお世話になるシート。快適なドライブにひと役買ってくれるバケットシートの導入を、奥さまや彼女に相談してぜひ検討してみてはいかがですか?
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みんなのコメント
2の「急カーブやワインディングなど」って、女子乗せてイキった運転するの?かっこ悪い…
又、近年シート交換する場合車検が厳しくなっているので、レールと共にメーカーの認定書が必須なのと、ここでは書かれていませんがシート裏が樹脂露出しているシートは車検NGと言う現実とは違った情報を、しっかり伝えて欲しい物です