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2019年後半 英国版これから登場予定のニューモデル 一挙ご紹介 9月分 後編

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2019年後半 英国版これから登場予定のニューモデル 一挙ご紹介 9月分 後編

ポルシェ・タイカン

ポルシェにとってタイカンはかつてないほど重要なモデルであり、それは初代911をも凌ぐほどだ。その理由とは、このクルマがポルシェ初のEVであり、SUVのカイエンが登場して以来、もっとも大胆なモデルだと見做されているからに他ならない。

【画像】9月登場予定のニューモデル 後編 全7枚

タイカンは、ポルシェがテスラと同じようなスポーティな4ドアEVモデルを創り出せるということの証明であり、53億ポンド(6916億円)もの電動化への投資というポルシェの賭けが、成功するかどうかの試金石でもある。

9月に開催されるフランクフルトモーターショーでのデビューでは、タイカンのこうした背景を思い出さないわけにはいかないが、それでも、このクルマを1台の自動車として評価する必要があることも忘れてはならない。

レンジローバー・ヴェラールSVオートバイオグラフィー

レンジローバー・ブランドのミッドレンジを担うこの美しいSUVにも、他のレンジローバー同様、トップグレードとしてSVオートバイオグラフィーが登場することになる。

レンジローバー・スポーツのトップモデルと同じ5.0L V8スーパーチャージャーエンジンを積むこのクルマには、燃費性能と引き換えに強力なパワーとトルクが与えられているが、他のハイパフォーマンスSUVとヴェラールとを分かつのは、強烈な刺激よりも快適なグランドツアラーであることを優先したそのセッティングにある。

ルノー・メガーヌRSトロフィーR

分かり難いところなど微塵もない。ルノーが誇る現行メガーヌのハードコアバージョン、トロフィーRはニュルブルクリンク最速のFFモデルだ。

ルノースポールでは、さらなるパワーを与えるよりも、130kgもの軽量化をほどこすという賢明な方法を選択しており、不要なパーツを取り外すとともに、トロフィーRではカーボンファイバーやチタニウムなどの軽量素材が使用されている。

さらに、リアのアクティブリアステアリングも取り外されており、調整式オーリンズ製ダンパーの採用や空力性能の見直しなども行われている。

価格もそれなりに上昇しており、エントリーモデルでさえ5万ポンド(652万円)を上回るプライスタグを掲げているが、カーボンパックを選択するには1万ポンド(130万円)、ニュル最速ラップを記録した車両と同じスペックが欲しければ、さらに1万ポンド(130万円)を支払う必要がある。

英国に上陸するのはわずか32台と、非常に希少なモデルでもある。

スコダ・スパーブiV

スコダのフラッグシップモデルとなるスパーブでは、ライバルのフォルクスワーゲン・パサートに対抗すべく、新たなテクノロジーの採用とデザインのマイナーチェンジ、さらには新型エンジンの投入によるアップデートが行われている。

スパーブでは初となるプラグインハイブリッドを採用するなど、パワートレインの刷新はスコダにおける電動化の流れを加速するとともに、この余裕あるボディサイズを持つ多目的ミッドサイズサルーンに、さらなる魅力を付け加えることになるだろう。

トヨタ・スープラ

オープンモデルのBMW Z4の姉妹モデルとして開発され、同じ3.0Lストレート6ターボエンジンを搭載しているにもかかわらず、この復活するトヨタ製FRクーペは多くの期待を集めていた。

トヨタとしては、独自のクーペボディとさらに磨き上げた動力性能によって、公道ではZ4とは違ったモデルだと感じて欲しいと望んでいる。

伝説のモデルが復活したのであり、今後数週間のうちには、英国のトヨタ・ディーラーでもその期待に違わぬ姿を目にすることが出来るようになるだろう。

英国版Autocarでは、すでに英国の路上と海外でテストを行っており、まったく不満がない訳ではなかったが、このクルマは見事なポテンシャルを見せてくれた。

フォルクスワーゲン・パサート

フォード・モンデオに対するフォルクスワーゲンからの刺客には、プラグインハイブリッドモデルであるパサートGTEに新型を投入するなど、モデルライフ中間期を迎えてのフェイスリフトが行われている。

このガソリンハイブリッドにはさらに大容量のバッテリーが与えられ、EVモードでの航続可能距離が30%延びたにもかかわらず、その価格はより手ごろなものとなっている。

ほとんど変化のないインテリアからは想像がつかないかも知れないが、新タッチスクリーン式インフォテインメントシステムや刷新されたエンジンラインナップ、さらに充実した標準装備など、さまざまな変更が行われている。

ボルボXC90

大型SUVであるボルボXC90は、安全性と実用性というブランド価値とともに、テクノロジーやスタイルといった面でも、このスウェーデン企業に大きな成功をもたらすことに成功している

そのため、2019年モデルにおける改良もわずかなスタイリングの変更や、Android Autoへの対応といった程度に留まっているが、そんななかでも注目すべきは、新たにエンジンラインナップに加わったガソリンマイルドハイブリッドとディーゼルの存在だろう。

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