現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 世界を見渡したってこんなに可愛い車名はない!? 後ろが荷台の軽ピックアップ スズキ「マー坊」こそ現代に蘇るべき!

ここから本文です

世界を見渡したってこんなに可愛い車名はない!? 後ろが荷台の軽ピックアップ スズキ「マー坊」こそ現代に蘇るべき!

掲載 更新 28
世界を見渡したってこんなに可愛い車名はない!? 後ろが荷台の軽ピックアップ スズキ「マー坊」こそ現代に蘇るべき!

 ロックバンドのボーカルが、マイティボーイの66cmしかない荷台に座って「スズキのマー坊とでも呼んでくれ!」というCMを覚えているだろうか? 今回は懐かしい、軽自動車のピックアップトラック、スズキマイティボーイを取り上げてみよう。

文/ベストカーWeb編集部、写真/スズキ

世界を見渡したってこんなに可愛い車名はない!? 後ろが荷台の軽ピックアップ スズキ「マー坊」こそ現代に蘇るべき!

■安くてカッコいい軽ピックアップ!

1983年2月~1988年1月まで生産。わずか5年あまりで販売終了

 1979年代に登場した初代アルト、49万円の衝撃は大きく、この時代はお金のない人はほんとに安い軽自動車に乗るしかなかった。今の時代では考えられないが……。

 そのアルトよりも4万円安い45万円(後にラジオやシガライターをオプションとした42万円のAタイプも設定)で1983年2月にデビューしたのがスズキの軽ピックアップトラック、「マイティボーイ」だった。タイトルの「マー坊」は正式な車名ではもちろんなく、CMで謳われた愛称だ。ちなみにマイティボーイを直訳すれば「力持ちの少年」で、なんとなくわかる気がするが……。

 彼の地では、フォードランチェロやシボレーエルカミーノといった、セダンの後ろ半分が荷台というピックアップは大ヒットしていた。むろん、それを参考にしたわけではないだろうが、マイティボーイはセルボをベースをした2シーターで後ろが荷台というスタイルは、とにかく衝撃的だった。当時の軽自動車はとにかく安いのが正義。後ろを荷台にしたのは若者でも買える、低価格車という側面もあったのだ。

 エンジンは、1976年1月から360ccから変更された規格に準じて543cc、28psの直列3気筒SOHCエンジンが搭載され、1985年2月のマイナーチェンジで31psに向上した。現在から見ると非力すぎると思うかもしれないが、車重はたったの530kgと軽いので、4MTと相まって走ると結構楽しかった。

荷台の大きさは、幅660mm×長さ1770mmあまり

 グレードはⅬタイプとAタイプの2種類で、内装はアルトのダッシュボードとシートが使われ、Ⅼタイプの荷台部分には小さいデッキカバーが装着されていた(後期型のⅬタイプは廃止されてルーフレールを装着)。

 注目の荷台は、幅660mm×長さ1770mmあまり、最大積載量は200kgと、ピックアップトラックと呼ぶには狭すぎる。とはいえ、シートの後ろには余裕があり、ちょっとした荷物も積める広さだったので、充分足代わりに使えた。

 その時代、10代後半だった担当は、マイティボーイに対して、安くて可愛いイメージを持っていたが、新車を発売していた当時は、さほど人気はなく、人気が出たのは生産が終了した1988年以降だったように記憶している。

[articlelink]

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「ホンダと日産の経営統合」報道をめぐりSNS激震、「社風が水と油」など厳しい意見も
「ホンダと日産の経営統合」報道をめぐりSNS激震、「社風が水と油」など厳しい意見も
レスポンス
外環‐成田の最短路「北千葉道路」の計画が一歩前進! “起点JCT”から伸びる区間に動きアリ 今どうなってる?
外環‐成田の最短路「北千葉道路」の計画が一歩前進! “起点JCT”から伸びる区間に動きアリ 今どうなってる?
乗りものニュース
「120万円」以上安い! トヨタ新「“8人乗り”アルファード」に大反響! 「最上級モデルの“半額以下”はオトク」「カッコイイ」「黒内装ステキ」の声! 最廉価の「Xグレード」に熱視線!
「120万円」以上安い! トヨタ新「“8人乗り”アルファード」に大反響! 「最上級モデルの“半額以下”はオトク」「カッコイイ」「黒内装ステキ」の声! 最廉価の「Xグレード」に熱視線!
くるまのニュース
BMW「アートカー」をペイントした職人が手掛けたスペシャルな「M1」が存在した! オークションで約7700万円で落札された特別な1台を紹介します
BMW「アートカー」をペイントした職人が手掛けたスペシャルな「M1」が存在した! オークションで約7700万円で落札された特別な1台を紹介します
Auto Messe Web
2025年躍進の吉兆か? 鈴鹿テストで好タイム連発のスリーボンド三宅淳詞、かつてない感触に高揚「これぞスーパーフォーミュラだ」
2025年躍進の吉兆か? 鈴鹿テストで好タイム連発のスリーボンド三宅淳詞、かつてない感触に高揚「これぞスーパーフォーミュラだ」
motorsport.com 日本版
【このエリーゼなんぼ?】ロータスらしい軽量+俊敏なサスペンション+ミッドシップの「ロータス エリーゼ クラブレーサー」販売中!
【このエリーゼなんぼ?】ロータスらしい軽量+俊敏なサスペンション+ミッドシップの「ロータス エリーゼ クラブレーサー」販売中!
AutoBild Japan
【5年ぶりの開催】苗場スキー場のゲレンデをスバル車で駆け上がる体験 「スバル・ゲレンデタクシー2025」
【5年ぶりの開催】苗場スキー場のゲレンデをスバル車で駆け上がる体験 「スバル・ゲレンデタクシー2025」
AUTOCAR JAPAN
あの“スズキ”がアフターパーツのイベントへ初出展!「ユーザーの声を直接聞きたい」理由…DAMD PARTY 2024
あの“スズキ”がアフターパーツのイベントへ初出展!「ユーザーの声を直接聞きたい」理由…DAMD PARTY 2024
レスポンス
GM キャデラックリリックの発売に先駆け、先行情報が得られる事前情報希望者登録を募集
GM キャデラックリリックの発売に先駆け、先行情報が得られる事前情報希望者登録を募集
Auto Prove
シボレー コルベット2025モデルはさまざまな選択肢の拡大で特別な一台を作る
シボレー コルベット2025モデルはさまざまな選択肢の拡大で特別な一台を作る
Auto Prove
まだ装着してないの? 「雪降り始めたよ?」 覚えておきたい「冬タイヤ」の違い! イマ「履くべきタイヤ」とは
まだ装着してないの? 「雪降り始めたよ?」 覚えておきたい「冬タイヤ」の違い! イマ「履くべきタイヤ」とは
くるまのニュース
新型バッテリー電気コンパクトSUV! トヨタが新型アーバンクルーザーを世界初公開
新型バッテリー電気コンパクトSUV! トヨタが新型アーバンクルーザーを世界初公開
バイクのニュース
マジで「その要求」は無理っす……レンタカー店スタッフが実際に遭遇した迷惑客3選
マジで「その要求」は無理っす……レンタカー店スタッフが実際に遭遇した迷惑客3選
ベストカーWeb
われわれが楽しくモノづくりをすることで良い製品ができ、使う人の生活に楽しみと豊かさを提供できると思っています【株式会社 昭和トラスト 取締役 副社長 飯岡智恵子氏:TOP interview】
われわれが楽しくモノづくりをすることで良い製品ができ、使う人の生活に楽しみと豊かさを提供できると思っています【株式会社 昭和トラスト 取締役 副社長 飯岡智恵子氏:TOP interview】
Auto Messe Web
2025最新版《アルファード&ヴェルファイア》ズバリ! “買い”のポイント
2025最新版《アルファード&ヴェルファイア》ズバリ! “買い”のポイント
グーネット
ヴィンテージ・デニムの風合いで個性をアピール!日産の人気6モデルに特別仕様「ビームスエディション」が誕生
ヴィンテージ・デニムの風合いで個性をアピール!日産の人気6モデルに特別仕様「ビームスエディション」が誕生
Webモーターマガジン
12/28(土)THE MOTOR WEEKLY 放送予告!
12/28(土)THE MOTOR WEEKLY 放送予告!
Auto Prove
ホンダ『プレリュード』、米国でも25年ぶりに復活へ…次世代ハイブリッド車として2025年投入
ホンダ『プレリュード』、米国でも25年ぶりに復活へ…次世代ハイブリッド車として2025年投入
レスポンス

みんなのコメント

28件
  • gtr********
    可愛いし面白いけど金の無い若い奴が1台だけ持つとしたら中途半端でまず選ばない。
    でもこれを発売した会社の姿勢は素晴らしい。
    遊び心の無いメーカーはつまらない。
  • sdf********
    金がないからマイティボーイ♪ってCMソングだった記憶が…(笑)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

-万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

35.0123.0万円

中古車を検索
マイティボーイの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

-万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

35.0123.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村