2021年にERCヨーロッパ・ラリー選手権王者に輝き、同じくWRC世界ラリー選手権のセカンド・クラス“WRC2”でもタイトルを獲得したアンドレアス・ミケルセンが、11月5日にドイツで開催予定の「中央ヨーロッパでもっとも要求の厳しいグラベルラリーのひとつ」として知られるラウジッツ・ラリーへの出場を表明。ERCでも共闘したトクスポーツWRTのオペレートにより、新開発の『シュコダ・ファビアRSラリー2』の実戦競技デビューを任されることとなった。
ノルウェー出身のスタードライバーとして“復権”を果たしたミケルセンは、シュコダ・モータースポーツのサポートを受け、約214kW(289PS)を発生する新スペック・ファビアのステアリングを握り、本格デリバリーを前に開発に不可欠な役割を果たすべく公式戦デビューを迎える。
初のWRC併催戦は、地元出身の王者を撃破したヨアン・ボナートが初優勝を達成/ERC最終戦
プライベートでの数カ月にわたる集中的なテストの後、昨年7月に初めて一般公開された同モデルは、シュコダの故郷であるムルダー・ボレスラフを本拠地とするチェコ選手権のオールターマック・ラウンド、ボヘミア・ラリーでゼロカーとしての任務を担当。
その際にも、開発ドライバーを務めるミケルセンがドライブを任されており、今回は初めて競技車両として、ERTヨーロピアン・ラリー・トロフィーの最終戦として開催されるスペシャルステージに出走。そのパフォーマンスを公式戦の場で確認するフェイズに入る。
ラリー2の規定に基づき、5速シーケンシャル・ギアボックスと電子制御システムを禁じた共通4輪駆動機構を採用する『シュコダ・ファビアRSラリー2』は、ロードカーの車体をベースに同RSシリーズに搭載される直列4気筒直噴ターボを、規定で許容される1.6リッターまで排気量を減らしたラリー仕様としている。
■難しいラリーこそ「新型マシンの競技デビューを、真の挑戦にするはず」
ドイツとポーランドの国境に近いザクセン州東部のボックスベルク市を拠点に開催されるラリーは、現在も稼働する露天掘り褐炭採掘現場のサービスロードを使用。全SSを2回使用するループステージのうち、全長24kmを誇る“ライヒヴァルデ”が同イベントのハイライトになる。
「このラリーは僕にとってまったく新しいものだ」と、新型の開発作業も佳境に差し掛かったミケルセン。
「僕がオンボードで見た印象では、ステージがかなり速いことが気になった。ところどころに深いわだちがあり、とくにセカンドランは路面がかなり荒れていく。こうした類のラリーこそ、新型シュコダ・ファビアRSラリー2の競技デビューを真の挑戦にするはずさ」
合計145.56Kmをカバーする10のSSを備えたワンデイ・ラリーは、過去4年で現行シュコダ・ファビアが勝利を挙げており、元ドイツ選手権王者のマティアス・カールや、ERCレギュラーのファビアン・クルムが2勝ずつを分け合う。
そして今回も多数のERC経験者がエントリーする予定で、ヒョンデi20 Nラリー2に乗るトム・クリステンセンや、フォード・フィエスタ・ラリー2のエリック・カイス、そして現行シュコダのフィリップ・マレシュやアダム・ブレジュクが参戦予定。さらに、2023年シーズンに向け数名のシリーズレギュラーが、この新型ファビアRSラリー2への切り替えを検討している。
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