■高級なアキュラの「エントリーモデル」?
ホンダが海外で展開する高級車ブランドACURA(アキュラ)は2024年11月14日、新型クロスオーバーSUV「ADX」を世界初公開しました。
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アキュラはこれまでSUVのラインナップとして中型の「RDX」、大型の「MDX」、大型で電気自動車の「ZDX」を展開していました。そのエントリークラスとして新たに加わるのが今回発表されたADXです。
ボディサイズは全長4719mm×全幅1841mm×全高1620mm、ホイールベース2654mm。
パワートレインは、「インテグラ」と同様の1.5リッター直列4気筒VTECターボエンジンにCVTを組み合わせており、駆動方式は2WDを基本に、オプションとして4WDを設定します。
エクステリアはアキュラの最新デザイン言語を反映したもので、フレームレスダイヤモンドペンタゴングリルを採用。
彫刻のように深く彫り込まれたラインや、ワイド感を強調したスポーティなリアデザインなどと相まって、エントリークラスとは思えないほどの力強さを感じさせます。
フロントリップスポイラーやアンダーフロアカバー、アクティブグリルシャッターなどで空力性能を追求したほか、ルーフとボディの溶接に最新のレーザーブレージング技術を採用したことで、樹脂製ルーフモールが不要となり、すっきりとした見え方を実現しているのも特徴です。
インテリアはスポーツセダン「インテグラ」譲りのデュアルコックピットデザインを採用し、パーソナル感と高級感を両立しています。
シート&トリムカラーはエボニー、レッド/エボニー、アキュラ初となるオーキッド/ブルーの計3種類を用意します。
ラゲッジスペースはクラストップレベルを実現。通常時が24.4立方フィート、60/40分割式後部座席背もたれを格納すると最大55.1平方フィートとなり、マウンテンバイク2台の積載が可能です。
フロアが低く抑えられており、ウォークアウェイ機能付きのパワーテールゲートを標準装備するなど利便性は十分です。
装備の違いによるグレードは3種類となります。標準仕様をベースにスライディングパノラミックムーンルーフやベンチレーション付きフロントシートなどを加え、ホイール&タイヤサイズを1インチアップの19インチとした「Aスペック」、さらにBang & Olufsen プレミアムサウンドシステムを装備した「Aスペックアドバンス」と、高級車ブランドにふさわしい内容となっています。
価格は未定。2025年初頭にデリバリーが開始される予定です。
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