幼かった頃、親にバレないよう仲間や友達とともに“秘密基地”を作ったことがある、という人は決して少なくないハズだ。それだけに、秘密基地という言葉を聞くと大人になった今でもワクワク・ドキドキしてしまうのは仕方がない部分もある。だったら、そんなワクドキを再び味わうべく、クルマで再現してみてはいかがだろうか? ミニバンやSUVが群雄割拠の様相を呈している今なら、クルマ選びもよりどりみどりなのだから!
文/FK、写真/スズキ、ダイハツ、プジョー、ホンダ
多趣味なイケオジ必見!! 子ども心に戻れる大人の秘密基地車4選
使い尽くせるダイハツ・アトレーは家・職場に次ぐ自分だけの? “第三の居場所”
多彩な荷室アイテムを展開するアトレー。なかでも後席をたたんで展開することで全長1750×全幅1110mmのサイズに拡大できる格納式デッキボードセットは何かと重宝する一品だ
ダイハツ・ハイゼットカーゴとともに行われた2021年12月のフルモデルチェンジで6代目がデビューしたダイハツ・アトレー。発売1カ月後の受注台数が月販目標の8倍となる約8000台にのぼり、大きな話題を集めたことは記憶に新しいところだろう。
積載量と積載スペースを最大限活用するための4ナンバー(商用車)化をはじめ、車体のスクエア化によって最大化された広い荷室空間、フラットで使い勝手の良い荷室、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールやレーンキープコントロールの装備などが好評を博しているが、それ以上にアトレーの存在感を高めているのが、“マルチに楽しめる新感覚の軽RV”と銘打ったアウトドアユーザーを意識した装備の充実。
たとえば、サーフボードや汚れたアウトドア用品を積んでも掃除しやすいイージーケアマット、さまざまな荷物の取り付けや固定に便利な荷室ナットやマルチフック、車中泊時などに換気ができて快適な車内空間を実現するポップアップ機構付リアガラス、後席の快適性を向上させるボトルホルダーやデッキサイドポケット、ラゲージボードを組み合わせることでワーケーションに最適なスリット付デッキサイドトリムなど、大人の秘密基地として活躍してくれそうな装備は挙げだしたらきりがない。
加えて、ベッドとして活用可能な収納式デッキボードセットやINNOブランドのルーフボックスをはじめとする多彩なオプション展開、ターボエンジンによる力強い走り、商用車であることを感じさせない内装の上質なつくりもアトレーの大きな魅力といえるだろう。
ホンダ・フリードは“ちょうどいいファミリーカー”なんて枠に収まるタマじゃない!?
普段の使いやすさをより自分好みにカスタマイズできるアクセサリーが充実しているフリード。コンパクトなボディながらも広い室内空間と多彩なシートアレンジを実現した使い勝手の良さは秘密基地にもピッタリ!
“いつでも”、“どこでも”、“だれでも”用途に応じて思いどおりに使えるコンパクトミニバンとして開発されたホンダ・フリード。
2021年6月末にシリーズ累計販売台数が100万台を突破した5ナンバーサイズのコンパクトミニバンは、1~3列目の全列で大人が快適に過ごすことができる広々とした空間を実現するとともに、6人乗り・7人乗りともに1列目・2列目フラットモードや2列目・3列目フラットモードといった多彩なシートアレンジの採用でオーナーの日々の暮らしをしっかりとサポート。
乗降性に優れるスライドドアや荷物の積み下ろしが楽に行える大開口テールゲートもユーザビリティを重視したものとなっている。加えて、手の届きやすい場所に各種ポケット、トレー、ドリンクホルダーなども配置。
そんな使い勝手の良さがフリードの特徴だが、“秘密基地”という観点で注目すべきは純正アクセサリーの豊富さにある。たとえば、車外にもうひとつの部屋をプラスしてプライベートな空間として活用できる“テールゲートカーテン”をはじめ、耐久性や難燃性に優れた素材を使用した車中泊にぴったりなラゲッジクッションマット、ラゲッジルームを上下に仕切って荷物を整理できるラゲッジマルチボード、ルーフネットの中にボードを入れて4本の延長ストラップを吊り下げると簡易テーブルになるハンモックテーブルなど、車内を秘密基地に仕上げるためのアイテムが充実。
可もなく不可もないファミリーカーというイメージもあるフリードだけれど、それだけに留めておくのはモッタイナイぞ!
プジョー・リフターは欧州の香りがプンプン漂うミニバンとSUVのイイとこ取り
リフターのアウトドアアクティビティにおける可能性をさらに拡大するべく、よりスタイリッシュにオーナーがアウトドアライフを楽しめるようにリリースされたカーサイドタープVer.2(エアフレーム・リビングシェルター)
2019年10月に先行モデルが登場し、2020年11月にカタログモデルが日本市場で本格展開されたプジョー・リフター。
グレードはシンプルなエントリーグレードのアリュール(受注生産)、内外装に専用装備をまとった上級グレードのGT、GTをベースにホイールベースを190mm、全島を355mm、全高を20mm拡大したLONG GTの3つを展開するが、エントリーグレードのアリュールでもアクティブセーフティブレーキ、レーンキープアシスト、ブルーツートーンインテリア、16インチアロイホイールなどを装備する充実ぶりで人気を博している。
その魅力は広い室内空間。スペースを瞬時に変えられるラゲッジスペースは5名乗車時でも約597リッターと十分。シートバックを倒せば最大約2126リッターにまで拡大できるだけでなく、助手席シートバックを前方に折りたためば最長約2.7mの荷物も積載可能だ。
また、高さを2段階に調節できるフレキシブルラゲッジトレイにより、効率良く荷物を積み込むこともできる。加えて、ちょっとした荷物の出し入れに便利なのがリアオープニングガラスハッチ。テールゲートを開けることなくリアガラスが開閉でき、狭い場所での荷物の積み下ろしにも重宝すること間違いなし。
2021年8月には車体に無加工で設置でき、かつ収納時には最大5名乗車のまま走行できるアグレ・ベッドキットをディーラーオプションに設定。他にもカーサイドタープ、ペットと過ごすカーライフをサポートするペットケージやペットシートカバー、スキーラックにサイクルラックなどをラインナップする充実ぶりも秘密基地になりえる要素を備えていると言えよう。
変幻自在の車内空間が秘密基地感を演出するスズキ・スペーシア ベース
車中泊からワーケーションに至るまで、オーナーの目的に合わせて室内空間を自由にアレンジできるマルチボードを全車に標準装備
2022年8月に登場したスズキ・スペーシア ベースも、ダイハツ・アトレーと同様に商用車の積載性や広い荷室空間に乗用車のデザイン・快適性・運転しやすさを融合した、遊びと仕事の両刀使いを可能にした軽商用バンとして人気を集めている。
そのパッケージングは隙間のないフルフラットなフロアと低く抑えた荷室開口地上高による使いやすくて荷物が出し入れしやすい荷室空間と、乗り降りしやすいシート高や乗り心地のよいフロントシートによる快適な前席空間を両立。
フロントグリル、ドアハンドル、ドアミラー、バックドアガーニッシュなどの加飾をブラックで統一したエクステリアも今風な装いとなっている。そんな魅力に溢れるスペーシア ベースだが、実は最大のストロングポイントはそこではない。
何かといえば……全車に標準装備されるマルチボードだ。荷室の使い勝手を飛躍的に高めるマルチボードはデスクスペースとして重宝する“上段モード”、荷物を上下に分けて積める“中段モード”、荷室をフルフラットに変える“下段モード”、荷室を前後に分割できる前後分割モード”など、まさにマルチな活用術によって車内を自由にアレンジできる優れモノなのだ。
他にも背もたれを前に倒せばテーブルとして機能する助手席シートバックテーブル、多彩なカスタマイズに対応する10箇所のユーティリティーナット、車内での作業時にうれしいLEDルームランプなど、“ベース”=基地の車名に相応しい装備を満載。それでいて、乗用車と同等の快適な乗り心地と静粛性を実現しているのだから人気が出るのも納得!
まとめ
史上空前とも言えるアウトドアブームや車中泊人気によって、各自動車メーカーもその流れを汲んだモデルをリリースし始めている今日この頃なだけに、ここで紹介した4モデル以外にも“秘密基地”に適したクルマは多数存在していることは間違いない。それだけに、本気で購入を考えている人はベース車両の選択に頭を悩ませるだろうが、オプション設定やサードパーティ製パーツの充実ぶりも含めたうえで検討してみてはいかがだろうか?
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