製品・マーケティング・販売体制に課題
マセラティの新CEOに就任したサント・フィシリ氏は、同ブランドの製品、マーケティング、販売体制の改善によって黒字化を目指すにあたり、経営を立て直せる見込みがあると話している。
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フィシリ氏は、業績不振、特にマーケティング面での不振を理由に解任されたダビデ・グラッソ前CEOの後任として、昨年10月に現職に就いた。
ブリュッセル・モーターショーでAUTOCARの取材に応じたフィシリ氏は、マセラティでの役割について「容易なことではない」としたが、「素晴らしいブランド」であり、再建は可能だと語った。
「わたしはブランドの遺産を非常にポジティブに捉えている。このようなブランドに少しでも火がつけば、まったく新しい種類の火となるだろう」
マセラティの2024年1月~9月の販売台数は8600台にとどまる。2023年の同期間では2万台以上を販売していた。
収益も半分以下に落ち込み、2024年上半期には8000万ユーロ(約130億円)以上の赤字となった。
フィシリ氏は現在、アルファ・ロメオのCEOも兼任しているが、マセラティの運営チームの構築と、コンテンツや価格設定を含む「製品競争力」の向上に重点的に取り組むと述べた。
「次に、顧客に近づくための広告イベントなど、適切なマーケティングを行う必要がある」
「そして最後に、ディーラー・ネットワークとの関係だ。クルマを販売し、顧客にサービスを提供してもらうためには彼らが必要で、ネットワークの再活性化がとても重要だ」
「つまり、チーム、製品競争力、マーケティング活動、そしてネットワークだ」
2025年内にマセラティの黒字化が望まれるが、期待するのは難しい。フィシリ氏はブランドの「軌道を変更」し、上昇気流に乗せることを目指している。
また、コスト削減を検討していることも認めた。「何かしら節約できるはず」で、「正しい投資を行うため」だという。「そうすれば、異なる経済的結果を出すことができると期待している」
マセラティの存在感と販売台数を増やす方法として、新しい市場への参入も模索している。
「欧州以外の地域では成長の余地がある。販売台数を増やし、利益を確保し、成果を出さなければならない。そうすれば、将来の新型車に再投資できる」
フィシリ氏によると、今年、新型グランカブリオを再発売するという。「昨年の取り組みは大きな成功を収めることができなかった。素晴らしいクルマなのに残念だ。やるべき仕事がある」
フォーミュラEへの参戦継続についても検討中である。フィシリ氏は、ステランティス傘下の兄弟ブランドであるDSと競合するのは「少し奇妙に思えた」と述べ、「(参戦が)正しい選択だったのかどうかはわからない」とした。
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