飾っても作っても楽しいミニカー
さまざまなホビーを手掛ける「京商」と、プラモデルメーカーの「青島文化教材社」から新商品情報が届いた。50代には懐かしい名車を2台、早速紹介しよう。
カウンタックからアヴェンタドールまで「ランボルギーニ」が命名した不思議な車名の共通点
【京商】
「OttO mobile 1/12スケール レジンモデル Alpine A110 1300G」は、オットーがもっとも得意とする自国フランスの名車、アルピーヌA110のホットバージョンだ。ベース車がルノーのRRセダンである「ドーフィン」または「8(ユイット)」であることは意外と知られていないが、バックボーンフレームとFRPボディの組み合わせでA110はスポーツカーに大変身して人気を博することになった。
排気量は当初の1.1リッターから最終型でも1.8リッターと小さかったが、RRレイアウトのトラクションと700~800kg台という軽量ボディを利して圧倒的な運動性能を発揮。1973年には初代のWRCマニュファクチャラー・チャンピオンを獲得している。
A110は1963年から1977 年まで生産されたが、今回モデル化された1300Gは1966年に登場。Gはもちろん、名匠ゴルディー二がエンジンチューニングを手掛けたことを意味している。ゴルディー二については後日また詳しく触れたいが、当初はシムカと組んでF1にも参戦していた歴史を誇る。現在はルノーがその商標権を保有している。
【青島文化教材社】
「1/24 ’85ランボルギーニ カウンタック5000QV」がアオシマの“ザ★スーパーカー”シリーズに登場する。1985年に登場した5000QVはフェラーリのテスタロッサに対抗してエンジンを4バルブ化、同時に排気量も5167ccに拡大されて、テスタロッサを75ps上回る455psを発揮していた。
ただし燃料供給はダウンドラフト式のキャブレターだったが、その後、1988年にはインジェクション仕様に改められた。1990年には後継の「ディアブロ」にバトンタッチしているので、まさに最後にして最強の「カウンタック」と言えるモデルだ。
今回のモデルは、そのインジェクション仕様のパーツも付属しているところがマニアには垂涎となる。もちろん5.2リッターのV12エンジンは忠実に再現され、エンジンフードも開閉可能。ここでキャブ仕様との変身を楽しむことができる。
リトラクタブルヘドライトとシザーズドアは、組み立てた後も開いた状態にすることができる。これもまた、ランボのファンにはたまらないギミックだろう。価格は4400円(税別)。
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