いまは新車にオプションをたくさんつける人が多いようだ
情報収集もかねて、新車ディーラーを訪れると、試しに見積りを作成してもらうことが多い。その時セールスマンが「オプションは何かご希望がありますか?」とほぼ必ず聞いてくるので、その時は「明るいヘッドライト(LEDなど)と、スマートキー(ボタンでエンジン始動するもの)、あとはフロアマットとサイドバイザーがついていればいいですよ」と答える。
一度経験すると付いていないクルマに乗れなくなるほど便利な装備11選
すると、「それだけですか?」と聞かれるので、いまどきの新車購入ではオプションやアクセサリーをたくさんつけるひとが多いんだなといつも感じている。
筆者は、大昔、自宅のクルマを買い替える時には勝手に“必ず欲しい装備”というのも自分で決め、父親が車種やグレード選択を絞り込む時に、「これがいいよ」とアドバイスしていた。
1981年に最初のマイカーである、トヨタ・パブリカ スターレット 4ドア デラックスから、4代目(最後のFRセダン)トヨタ・カローラ セダン 1.5GLに乗りかえた。個人的には、透過式メーター照明やタコメーター、木目のシフトノブ&ステアリングホイールなど、豪華な標準装備品の多いSEがいいなあと思っていたが、結局我が家のカローラは買い得グレードのGLとなった。
この時カローラと最後まで争ったのがトヨタ・スプリンター。カローラとスプリンターは兄弟車なのだが、カローラが丸型4灯式ヘッドライトを採用するのに対し、スプリンターは角型2灯式ヘッドライトとなっていた。当時は多くのモデルで角型ヘッドランプの採用を始めていた時期となっていた。父親から「どっちがいいか」と聞かれたので、「カローラで4灯式は珍しい」としてカローラに決めた(父親は角目のスプリンターが気に入っていた様子だった)。そのカローラセダンも購入直後のマイナーチェンジで角型2灯式となった。
この時、筆者が挙げた購入車での必要装備としては、間欠ワイパー、時計(デジタルでもアナログでも可)、黒塗り塗装されたワイパー、ファブリックなどの織物シート、フロント分離式ヘッドレスト、給油口及びトランクオープナーであった。いずれも、下取り車のスターレットにはなかった装備であり、我が家がカローラを購入するころには、カローラクラスの中間グレードでは、ほぼすべて標準装備となっていたが、一部であったり、なかったりの差が出ていたので、比較検討することができた。
とくに欲しかったのが間欠ワイパー。時間調整式などはぜいたく品で、“INT”などと記されたところへレバーを動かすと、数秒おきに間隔をおいてワイパーが作動し、小雨時などの便利装備となっていた。我が家が乗っていたスターレットの頃は2スピードワイパーで電動式ウインドウウォッシャーになるのが先進的でもあった時代なので、確実に装備内容は進化していた。廉価グレードには間欠ワイパーに代わり、“ミスト式ワイパー”などと呼ばれ、レバーを1度動かすと1回だけワイパーが動くというものがあり、これが間欠式になると晴れて“中間グレード”と認められていたのである。
グレード選びには昔ほどワクワクしなくなった
その後、1988年に6代目カローラ SEリミテッドが我が家のマイカーとなった。この時父親は、スプリンターすら比較検討せずにカローラに決めている(最初にカローラ店に行ったら、値引きがすごかったこともある)。当時のカローラには、カローラ史上初めてパワーウインドウが標準装備になるなど、最上級のSEリミテッドに対し、パワーウインドウから手動式になるなど、少し装備内容を落としたSEというものもあったが、すでに大学生で運転免許も持っていた筆者の強いプッシュもあり、SEリミテッドで商談を進めた。
パワーウインドウや電動格納式ドアミラーなどが標準装備される一方で、エアコンやオーディオはオプション扱いとなっていた。下取り車の4代目カローラはAMラジオだけだったので、SEリミテッドは電子チューナー式AM/FMラジオが標準装備だったが、カセットデッキはオプションだったので、是非欲しかった。ただ、予算的な都合があったようで、父親いわく「カセットデッキをつけたいなら、エアコンはオート式ではなくマニュアル式にするがいいか」との交換条件を提示してきたが、当時のオートエアコンはまだまだ“眉唾”ものだったので、その条件をのむことにした。
まだまだオプションがエアコンなどいまでは当たり前に標準装備されているものまで選択しなければならず、グレード間での装備格差がはっきりしていたころの話であるが、「次はこれが欲しいなあ」とワクワクしながらカタログを見ていたのをいまも覚えている。
最近はグレード間格差もあまりなく、標準装備品も多いので昔ほどはグレード選びなどでワクワクすることは少なくなった。ワイドバリエーションであっても、消去法で検討していくと、おのずと選択グレードが限られるといったモデルも目立つのは、少々寂しさを感じてしまう。
現行型カロータセダンに乗っている筆者だが、すでにマイナーチェンジモデルの購入を意識するようになっている。マイナーチェンジで是非採用して欲しい装備としては、リヤコンビランプのフルLED化、シーケンシャルウインカー(内側から外側へ流れるウインカー)、デイライトあたりがあり、マイナーチェンジでオプションでもいいので採用してもらえば選びたいなあと考えている。あとはできるならば、ベージュとはいわないまでも明るい色調の内装色も是非設定してくれないかなあとも勝手に熱望している。
とはいうものの、現行カローラシリーズの販売実績をみれば、苦戦しているとは思えない良好なものとなっているので、大掛かりなマイナーチェンジは行なわれないだろうから、あまり期待はできないものと考えている。
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みんなのコメント
グレードは少ないし、オプションもワクワクしない。
昭和の国産車はどうしてあんだけワイドバリエーションだったのか不思議。カローラなら下からDX、DXカスタム、GL、SX、SE、SEリミテッド、GTとか。サニーはもっと多かった。
国内優先だった時代とはいえグレード数は多かった。