ベースのルノー「キャプチャー」を感じさせないデザイン
三菱の欧州事業統括会社、ミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・ビー・ブイは2024年4月24日、欧州市場向けのコンパクトSUV「ASX」をマイナーチェンジ、同年6月より欧州の一部市場で販売を開始すると発表しました。
【画像】「えっ!?」日本で売らないの!? 全長4.2mのSUV 三菱 新型「ASX」を写真で見る(32枚)
ASXはグローバルに展開する三菱の主力車種で、欧州では2010年から販売されているBセグメントSUVです。
現行型ASXは2023年3月に欧州で販売を開始。アライアンスパートナーのルノーより欧州市場向けにOEM供給を受けています。
ルノー・日産・三菱自動車アライアンスによる「CMF-B」プラットフォームを採用したコンパクトSUVで、ルノー「キャプチャー」のOEM車となります。
今回のマイナーチェンジではフロントフェイスを一新。三菱のデザインアイデンティティである「ダイナミックシールド」をより強く印象付けるフロントフェイスとなりました。
バンパー中央部をブラックアウト化することで、ダイナミックシールドを強調するとともに、立体的で奥行き感のあるサテンシルバーのグリルモチーフを組み込んで一体化させることで、ダイナミックかつ堅牢な印象を両立。またLEDヘッドライトは、L字型とスリット状の造形を組み合わせ、洗練されたモダンな印象となっています。
インテリアでは10.4インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオを新たに採用するとともに、三菱車で初めてGoogleを搭載。音声で電話やメール、音楽の再生、リマインダーの設定、車内の温度調整などができる Googleアシスタントや、ナビゲーション機能やリアルタイムの交通情報を提供する Googleマップ、スマートフォンのように音楽やポッドキャストなどのアプリをダウンロードできる Google Playを使用することができます。
パワートレインはハイブリッドEV(HEV)モデル、マイルドハイブリッドモデル、ガソリンエンジンモデルを設定。
HEVモデルでは1.6リッターガソリンエンジンに駆動用と発電用の2つのモーター、マルチモードATと1.2kWhの駆動用バッテリーを組み合わせています。また、バッテリー残量を温存しながら走行する「Eセーブ」モードを新たに採用。駆動用バッテリーの充電を40%以上に保つことができるため、EV走行したい場面や、急坂などモーターによるエンジンのアシストが必要な場面に備えて、電池残量を確保しておくことが可能です。
そのほか、1.3リッタ直噴ガソリンターボエンジンと6速MT、7速DCTを組み合わせたマイルドハイブリッドモデル、1リッターガソリンターボエンジンと6速MTを組み合わせたガソリンエンジンモデルをラインアップしています。
新型ASXは2024年5月よりスペインのルノー社バリャドリード工場で生産を開始します。
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