イタリアのクラシックメーカーであるイソッタ・フラスキーニ。1950年以降、彼らは活動を休止していたが、ブランド復活に向けて世界耐久選手権(WEC)ハイパーカークラスへの参戦を掲げており、2024年シーズンに向けてル・マン・ハイパーカー(LMH)ティーポ6コンペティツィオーネの開発を行なってきた。
そして、イソッタとパートナーを組むベクタースポーツは、来季2台体制で参戦する意向を明かしている。
■WECモンツァ戦でハイパーカーお披露目のイソッタ・フラスキーニ、今季中の参戦はナシ? 来季のフル参戦に向けて開発専念へ
ベクタースポーツのチーム代表であるゲイリー・ホランドは、motorsport.comに対して次のように語った。
「我々は11月の締め切りまでにふたつのエントリーを行なう予定で、それが認められることを願っている」
「我々はチャンピオンシップに何かをもたらし、信頼できるプレーヤーになれると信じているし、最後尾を周回することはないだろう」
「しかし、来季のWECエントリーに対するプレッシャーを理解していて、エントリープロセスや主催者が下すいかなる決定も尊重するつもりだ」
またホランド代表は、LMP2クラスからハイパーカークラスへ昇格するベクタースポーツにとって、可能であれば2台を走らせることは理に適っていると説明している。
「我々とイソッタ、(ティーポ6の開発を率いる)ミケロット・エンジニアリングのパートナーシップは、2台のマシンを走らせるのに十分なほど強力だ」
「(2台体制だと)レースウィークエンドで収集できるデータが倍増し、より多くのマニュファクチャラーポイントを獲得できるようになる」
イソッタはまだ正式にドライバーラインナップを発表しておらず、ホランド代表はイソッタとミケロットと共に決定を行なうと強調している。
マルコ・ボナノミとジャン・カール・ベルネのふたりはこの夏、イソッタのテストプログラムを率い、共にティーポ6でのレースに意欲を示している。
また、LMP2クラスをベクタースポーツから走るレギュラードライバーのガブリエル・オーブリーも、8月初旬に行なわれたモンツァテストでティーポ6に触れた。
ただ彼がフライングラップを終えないうちに、エンジンオイル漏れが原因で火災が発生。2日間の予定だったテストは1日で終了。翌週ムジェロで予定されていたテストも中止を余儀なくされた。
ただイソッタは、9月10日(日)からアラゴンでテストプログラムを再開。7月のWECモンツァ戦でコンペティツィオーネと共にデモ走行を行なったサーキット走行専用バージョンである“ピスタ”を2台目のシャシーとして使用することとなった。
ホランド代表は、火災によるダメージについて次のように語った。
「エンジンカバーは確かに“クリスピー”になったが、もしこれがレース週末なら翌日にはコース上に戻れていただろう」
「プログラムのこの段階では、マシンを解体して、シャシーをスキャンして適切な状態にするのは理に適っている」
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