水素で走る宇宙技術のスーパーカー
アメリカの新興企業であるハイペリオン(Hyperion)社は来月、水素を燃料とするスーパーカー「XP-1」を発表する予定だと明らかにした。
【画像】グンペルト・ナタリー、リマックC_Two、ロータス・エヴァイヤ【次世代スーパーカー】 全67枚
NASA米航空宇宙局が開発したドライブトレイン技術が用いられており、そのパフォーマンスに期待が集まっている。
公開された映像では、もともとNASAのために開発された技術を応用した「高性能でゼロエミッションの水素電気パワートレイン」を搭載していると謳われている。
ガソリンやディーゼルに代わる環境に優しいパワートレインであり、ロータス・エヴァイヤやリマックC_Twoのようなバッテリー駆動のスーパーカーよりも実用的であるという。
少量生産が現実的か
2011年にCEOのアンジェロ・カファンタリスによって設立されたハイペリオンは、XP-1の姿を部分的にしか見せていないが、大まかなスタイリングは明かになりつつある。
ブガッティ・ヴェイロンを彷彿とさせるワイドなフロントエンドと、クーペスタイルの滑らかなルーフライン、全体的に曲線基調の丸みを帯びたフォルムが採用されている。
2人乗りか4人乗りかは不明。
ハイペリオンはXP-1の性能については口を閉ざしたままで、最新のスーパーカーに匹敵する性能であると述べるに留めている。
当初XP-1が公開される予定だったニューヨークモーターショーがコロナウイルスの影響で中止されたため、8月にオンラインで公開されることになった。
価格や生産体制の詳細はまだ確認されていないが、その性能と複雑な構造から、極めて限られた台数での販売が予想される。
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