2022全日本ロード開幕直前SP vol.4【ノリックの長男:阿部真生騎がST600とJSB1000(2戦スポット)にダブルエントリー】
ノリックこと阿部典史の長男である阿部真生騎は、現在ウェビック チームノリック ヤマハから全日本に参戦。今シーズンからST600にフル参戦している。ウェビック チームノリック ヤマハはノリックの強い要望により2006年に設立されてから今年で16年目を迎える。そんな阿部真生騎がノリックをリスペクトしていたヴァレンティーノ・ロッシと初対面!
●文:ミリオーレ編集部(小川勤) ●写真:ヤマハ
未来のライバルとヤマハVR46 マスターキャンプに参加
ウェビック チームノリック ヤマハから全日本ロードレース選手権に参戦する阿部真生騎(あべ まいき)が、第11回目 ヤマハVR46 マスターキャンプに参加。ヴァレンティーノ・ロッシと初対面を果たした。
阿部真生騎は、ノリックの愛称で親しまれた故・阿部典史の長男。全日本ロードレース選手権に参戦し、AKENO SPEED・YAMAHAから2022年の鈴鹿8耐への参戦も決定している。
阿部真生騎は、第11回目「Yamaha VR46 Master Camp」に参加。キャンプ最終日は、パッサコーン・サンルォン(タイ/19歳) 、ウォラポット・トンドンムァン(タイ/16歳) 、アルディー・スティア・マヒンドラ(インドネシア/15歳)、アリフ・ダニエル・ビン・ムハマッド・アスリ (マレーシア/18歳) と共にGalliano ParkサーキットでYZF-R3のレースに参加。3位に入賞した。
その後、恒例のVR46本社訪問と卒業セレモニーに出席。さらにVR46 Riders Academyのトレーニング・セッションとアメリカン・レースの見学に招待され、ロッシとの対面を果たした。ロッシも大きなインスピレーションを与えてくれたノリックの息子である阿部真生騎と父親である阿部光雄さんに会うことを切望していたという。
―― ヤマハVR46 マスターキャンプに参加した5 人は、最終日にこの特別な 5 日間 をまとめたビデオを鑑賞し、公式参加証書と VR46 からたくさんのプレゼントを 受け取った。もちろん憧れのヴァレンティーノ・ロッシと記念撮影! [写真タップで拡大]
―― YZF-R3で行われたレースで阿部真生騎は3位に。非常にツイスティでテクニカルなGalliano Park サーキットを楽しんだ。 [写真タップで拡大]
以下、阿部真生騎談
「Galliano ParkでのYZF-R3は初めてで、ピレリタイヤもあまり使ったことがなかったのですが、グリップがとても良いことがわかりました。YZF-R3はいつも乗っているバイクよりパワーが小さいので、ラインを見つけるのに苦労しました。でも最後には3位になることができてうれしいです。
VR46本社はとても広く、美しい建物でした。そしてたくさんのMotoGPマシンがありました。ここに来て、いつかこのチームに参加したいという気持ちが高まりました。卒業セレモニーは、この6日間を振り返る良い機会になりました。わずか6日間ですが、とても充実した日々でした。この中で学んだこと、達成したことに満足しています。
マスターキャンプを通じて、様々なことに挑戦しました。いろいろなタイプのマシンに乗り、新しいサーキットを走り、そしてVR46 ライダースアカデミーのライダーたちと一緒に走ったりと、たくさんの新しいことを学びました。
なかでもハイライトは最終日でした。VR46本社でたくさんのMotoGPマシンを見て、いつかこのチームに加わるという思いを強くしました。だからモチベーションを維持し続け、希望を叶えられるようにベストを尽くします。
ロッシ選手と最後の夜に会えたことは、決して忘れません! 彼が後ろについたとき、すぐにわかりました。いつもテレビで見ているあのライダーです。とても現実とは思えませんでした。ロッシ選手のトレーニングの間、そのテクニックに注目していました。完ぺきなリーンアングル、スライディング、そして美しいラインでした」
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みんなのコメント
しかし、あのノリックだけがもう居ないんだなって今更になって痛烈に思わせられる。
ノリックが大活躍する時、一生忘れることのできない衝撃的な感動をもらった。
マイキも並ではない血統証の血が脈々と流れている。上り詰めてどうかそれを見せて欲しい。
でもケガには縁が無いように。