中古車購入ガイド [2022.09.30 UP]
【サイズも値段もお手頃】コミコミ200万円で狙えるコンパクトなSUVたち【中古車】
文●大音安弘 写真●トヨタ、ホンダ、スズキ、マツダ
トヨタ C-HRにブラック基調の特別仕様車「モードネロ」設定
今やブームというよりも大定番となったSUV。近年は、コンパクトサイズからラージサイズまで、様々な新型SUVが続々と登場しているのはご存じの通り。ただ実用性を考えると、サイズも予算もコンパクトに収めたいという人も多いはず。そこで今回は、初めてのSUVにも最適な車両価格200万円以下。可能ならばコミコミ200万円で狙えるコンパクトなSUVたちをリサーチしてみた。
トヨタC-HR
トヨタのもっと良いクルマ作りを目指す「TNGA」の第2弾としてデビューしたコンパクトクロスオーバーSUV。SUVながら、居住性よりもクーペライクなスタイルの良さやスポーティな走りを意識しており、現代のセリカというべきキャラクターを持つ。だから、コクピット周りのデザインもSUVというよりスポーツカー的だ。エンジンは、1.8L直4ハイブリッドと1.2L直4ターボの2本立て。車両価格200万円以下となると、2016年12月から2019年10月のマイナーチェンジ前までのモデルとなるが、人気車のため、台数は豊富なので、走行距離が少なめのものを探しやすい。ガソリンとハイブリッド共にスタンダードな「S」グレードが多いが、上級の「G」も見つけられる。年式的には、発売初期となる2017年式が中心。但し、4WDは超レアだが、街乗り中心のSUVなので、降雪地などでなければ、前輪駆動車で問題なし。初期型よりトヨタの先進の安全運転支援機能「トヨタセーフティセンスP」が標準化されるなど、機能面も充実している。大きなデザイン変更もないため、中古ながら古さを感じさせないのも嬉しいところだ。
スバルXV(初代、2代目)
スバルのエントリーSUVとして人気の「スバルXV」は、インプレッサスポーツをベースに、最低地上高を拡大し、スバルが得意とする4WDを標準としたクロスオーバーSUVだ。ビジュアル面も、アクティブかつ力強いデザインに仕上げることでインプレッサと差別化。さらに専用アイテムとしてルーフレールを採用することで、アウトドアシーンでの使い勝手も高めている。悪路走破性能も高いので、オフロードや雪上路など活躍の幅も広く、趣味の相棒にも最適な一台だ。初代でおススメなのは、2015年10月発表以降の最終型の2.0Lガソリンエンジンのアイサイト搭載車だ。大幅改良が実施され、フロントマスクのリフレッシュを初め、内外装の改良も実施し、安全装備も強化されている。ガソリン車に限定するのは、初代としては最新となるアイサイトver.3となるため。この仕様ならば、修復歴無し走行距離5万km台までのものが、コミコミ150万円~200万円の予算でも狙える。しかし、コミコミ200万円でも初期型ならば、アイサイト全車標準となった現行型となる2代目XVを狙うことも可能だ。但し、2.0Lガソリン車も見つかるが、メインとなるのは1.6Lガソリン車。エンジンは少し非力となるが、「1.6i-Lアイサイト」ならば、悪路走破性を高める「Xモード」も装備され、お値打ちだ。
ホンダ ヴェゼル(初代)
スポーティなシティクロスオーバーとして大ヒットしたヴェゼルは、フィットと基本を共有することで、現実的な価格帯を実現。さらに上質さや走りの良さを追求することで、現代のホンダ流スペシャルティカーに仕上げられている。おススメしたいのは、マイナーチェンジで大幅改良を受けた2018年2月発売以降のモデルだ。この改良で、フロントマスク変更を含む内外装のリフレッシュを実施。機能面では、先進の安全運転支援パッケージ「Honda SENSING」が全車に標準化されている。またハイブリッドの改良や静粛性の向上が図られたのもポイントだ。そのキャラクターを反映するように、ほとんどが前輪駆動車(FF)となり、4WDは希少。おススメは、やはり燃費と静粛性の高いハイブリッド。修復歴無し走行距離5万km台のものが、2018年式の「ハイブリッドX」ならば車両価格200万円以内でも見つけられる。但し、現行型も人気で半導体不足などの影響を受けているので、初代でも高年式は、200万円以上の価格がメインとなるので割安感は薄め。仕様に拘るなら、同じ予算で狙える新型との比較も忘れずに。初代ヴェゼルのデザインが気に入っているならば、低走行かつ修復歴のない初期型のガソリン車を探してみるのも一つの手。コミコミ100万円台前半の予算でも良い買い物ができそうだ。
スズキSX4 S-クロス
人と同じクルマは嫌という人にお勧めしたいのが、欧州生まれのコンパクトクロスオーバー「スズキSX4 S-クロス」だ。1.6L直列4気筒DOHCエンジンを搭載のスペックは極めて普通。デザインもシックだが、しっかりとしたボディと足回りが生む爽快な走りは、まさに欧州車そのもので、クルマ好きを唸らせる味があり、まさに隠れた名車といえる一台だ。前輪駆動車(FF)と4WDを設定する。おススメは、フェイスリフトで力強いデザインとなった2017年7月以降のモデル。17インチタイヤの採用による最低地上高の拡大やトランスミッションがCVTから6速ATに変更されるなど、しっかりと進化が図られているからだ。さらに最終仕様となる2019年4月以降のモデルは、安全機能が強化され、衝突被害軽減ブレーキやアダクティブクルーズコントロールなど先進機能や前席SRSサイドエアバックやSRSカーテンエアバックも標準化されている。流通台数が少ないため、フェイスリフトを受けた後期型はちょっと割高感のあるものが多いが、それでもコミコミ200万円で購入可能。ただ走りの良さは、全モデル共通なので、デザインが気に入るならば、コミコミ100万円前半で前期型を狙うのも悪くない。
マツダCX-3
デミオ譲りのコンパクトさを活かしつつ、SUVらしいスポーティなデザインを持つコンパクトSUVが、マツダCX-3だ。実用車感の強いコンパクトカークラスでありながら、内装の質感にも拘ることで、小さな上級車に仕上げられている。2015年2月の発売時には、なんと1.5Lのクリーンディーゼルターボエンジン「SKYACTIV-D 1.5」のみの設定で、6速ATだけでなく、6速MTが用意されたことも話題に。2017年6月には、自然吸気の2.0Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」を追加。2018年5月の改良では、クリーンディーゼルエンジンが新開発の1.8L仕様となる「SKYACTIV-D 1.8」に換装されている。2020年5月の改良では、自然吸気仕様の1.5Lガソリンエンジンの「SKYACTIV-G 1.5」を追加。2021年10月の改良では、2.0Lガソリンエンジンが廃止され、ガソリン車は1.5Lに集約されるなど、エンジンラインアップの変化が多いのも特徴だ。マツダのエントリーSUVという役目もあり、新車で200万円台を中心とした価格とデビューから7年を迎えたことで、中古車の価格帯も幅広い。初期のディーゼルモデルならば、修復歴無し、走行距離5万km台までのものが、車両本体価格120万円前後から見つかる。数は少ないが、MT車を探してみるのも面白い。1.5Lのディーゼルは運転し易く、パワーも必要十分。さらにお財布にも優しい。手頃なCX-3を手に入れ、ガンガン使い倒すのも良いかも。先進安全運転支援機能については、2017年6月改良のモデルより、「i-ACTIVSENSE」を標準化している。
まとめ
多くの人や荷物を運ぶ必要がない人にとって機動性に優れる小さなSUVは、コストや運転のし易さなどの多くのメリットがあり、SUV入門に最適だ。時に日常から一歩踏み出したくなる冒険心も掻き立ててくれることもあるだろう。そんな刺激が、SUVの魅力を教えてくれるはずだ。但し、注意が必要なのは、セダンやハッチバックなどよりも背が高いこと。車種によっては、駐車場の高さなどの確認が必要となることをお忘れなく。
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