2013年にWRC世界ラリー選手権に復帰を果たしたヒュンダイはシーズンを重ねるごとに着実なポテンシャルアップを遂げ、ついに2019年、マニュファクチャラーズタイトルを獲得した。
2020年は2019年ドライバーズチャンピオンのオット・タナクの獲得にも成功し、ティエリー・ヌービルとのダブルエース体制を敷く。
戦闘力改善が急務のフォード・フィエスタWRC。開幕戦ではトラブルも続発/2020WRカーテクニカルチェック
さらに、9年連続世界王者(通算79勝)のレジェンドであるセバスチャン・ローブと、ターマック職人のダニ・ソルドも擁し、ドライバーズ&マニュファクチャラーズのダブルタイトル獲得に向けて、死角を潰してきているという印象だ。
そして、そのコミットメントはi20クーペWRCの進化にも表れている。
チーム代表のアンドレア・アダモは2020年仕様のアップデートについて、「テクニカルについての質問は答えたくない」と明言を避けていたが、関係者の話を総合すると、2020年シーズンに向けて新規ホモロゲーションを取得済みだ。
その最大のポイントとなるのがエンジン。詳細は不明ながら、さらなるパフォーマンスアップが図られている。排気系も見直され、昨年まで右側にマウントされていたエキゾーストはセンター出しに変更された。
ただ、プレイベントテストの結果、外気温の低いモンテカルロでは従来型ユニットで充分に戦えると判断したのか、今回に関してはあえて新型エンジンおよびセンター出しのエキゾーストを採用することなく、2019年型のユニットを持ち込んでいた。
2020年仕様の改良型エンジンとエキゾーストシステムの投入は第3戦のメキシコ以降となりそうだ。
足まわりおよび駆動系は、ダンパーやディファレンシャルのセットアップの煮詰めがメイン。
ドライバー側からのコメントは良好で、「モンテカルロの時点ではディフューザーしかアップデートされていないが、細部を熟成させたことで、従来よりも自信を持ってドライビングできるようになっている。バランス性能に優れているから、どんなシチュエーションでもコントロールしやすい」(ヌービル)、「多くの距離を走っていないので学ぶことは多いが、強力なパッケージになっている」(タナク)とマシンパフォーマンスへの不安はなさそう。
実際、ヌービルが昨年勝ったラリーは、ターマック(舗装路)のコルシカ、グラベル(未舗装)のアルゼンチン、それらがミックスされたスペインとサーフェスに偏りがない。
このことからも、i20クーペWRCは各領域でハイレベルに仕上がっているオールラウンダーと言えそうだ。シーズン前半のどこかでエンジンのアップデートおよび新エキゾーストシステムの投入がなされることは間違いなく、それはすなわちパフォーマンスアップの“タマ”を残しているということでもある。
そのフェーズに入る前のモンテカルロでヌービルが優勝。タナクはクラッシュでリタイアとなったが、それまではトップを争っていた。2020年も最後の最後までトヨタとのチャンピオン争いが繰り広げられることは間違いなさそうだ。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?