ホンダは、来季からパートナーとなるレッドブルのレベルを、今より下げないことが最初の目標だと語る。
”レッドブル・ルノー”は、2014年に現行のV6ターボハイブリッド時代が始まって以降、タイトル獲得を成し遂げられていない。しかしながらその間に10勝を挙げている。
一方、来季以降のレッドブルのパートナーに決まったホンダは、2015年のF1復帰以降、今季バーレーンGPでの4位が最高位である。
「レッドブルはトップチームのうちのひとつです。彼らはこれまでに選手権タイトルを獲得してきていますし、今年も前半7戦で2勝を挙げています」
そう語るのは、ホンダの山本雅史モータースポーツ部長である。
「彼らがとても素晴らしいシャシーを持っていることも事実で、これはレースに勝つチャンスが増えることを意味します」
「このことは、ホンダのすべてのメンバーにとって、より一層のモチベーションを与えることになります。それと同時に、大きなプレッシャーと責任が、我々にのしかかることになります」
「しかしながら、常に高い目標に挑戦するのが、ホンダの本質です。そして、それがホンダを形作るものだと考えています」
「出発点としては、レッドブル・レーシングのパフォーマンスが、現時点のレベルを下回らないことを望んでいます。しかし我々の目標は、今やっていることよりもさらに進歩することです」
山本部長は、レッドブルとホンダの契約条件について「双方にとって非常にフェア」であると語った。
「我々は、彼らの高い期待に応える必要があります。しかし、私たちに対する彼らの経緯を感じることができます」
「我々が持っているものの全てを、来季に向けた開発に投入するつもりです」
ホンダは、レッドブルとの戦いを始める準備に、トロロッソの時よりも多くの時間をかけることができる。
「他の全てのチームは、すでに2019年に向けた開発を始めていると思います。ですから我々も、レッドブルとともにシャシーとパワーユニットをマッチングする作業に着手する必要があります」
そう山本部長は語った。
「昨年のトロロッソとの時に比べれば、多くの時間があります。とはいえ、他のライバルと比較すれば、まだ比較的短い時間です」
「だからこそ、共にスムーズな開発を進めていくためには、良いコミュニケーションを取らなければいけません」
2チーム供給を実現するため、ホンダはインフラを整えてきたという。
「組織の面と人事の面で、まだ改善できる余地があります。そして我々は、2チームと共にこれについてすぐ作業をします」
そう山本部長は付け加えた。
「両者のファクトリーが近いのは、大きなアドバンテージになります(レッドブルのファクトリーと、ホンダのイギリスの前線基地は、共にミルトンキーンズにある)」
「今日では、テレビ会議のような技術がたくさんあり、それを大いに活用しています。しかし私は、顔と顔を突き合わせて行うコミュニケーションは、今も非常に重要だと信じています。それは、大きな違いを生むことができるはずです」
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