欧州ホンダ最後の純エンジン車?
新型ホンダ・シビック・タイプRが英国で発売された。価格は4万6995ポンド(約780万円)からで、2023年1月に納車が開始される予定となっている。
【画像】「激戦区」の欧州ホットハッチへついに参入!【ホンダ・シビック・タイプRを競合他社と写真で比較】 全85枚
高性能スポーツモデルであるシビック・タイプRは、今回のモデルチェンジで6代目となる。11代目の新型シビックをベースに、足回りやエンジン、空力性能を強化している。
パワートレインについては発表前にさまざまな憶測が飛び交ったものの、先代に搭載されていた2.0Lターボエンジンを引き継ぐこととなった。トランスミッションは6速MTを採用。
欧州向けのホンダの主力車は、すべてハイブリッドもしくはEVとなっており、電動化されていないのはシビック・タイプRのみとなる。次期排出ガス規制ユーロ7の導入もあって、ホンダが欧州で発売する最後の純エンジン車となる可能性が高い。
英国仕様は最高出力329ps、最大トルク42.8kg-mで、0-100km/h加速は5.4秒と、歴代で最もパワフルなシビックとなった。最高速度も275km/hに向上している。
ホンダは、ターボチャージャーの改良とコンパクトなハウジングを採用したエンジンは、これまでで最強のVTECターボであり、タイプR史上「最も速く、最も中毒性が高く、かつ安心感と実りのあるドライブを実現する」と述べている。
ハンドリング性能が大きく向上
フロントエンドのレスポンスを向上させるキャンバー剛性は、サスペンションジオメトリーの見直しにより16%向上し、19インチのミシュラン・スポーツ4Sタイヤが路面をつかむ。
また、樹脂製トランクリッドやアルミ製ボンネットの採用により軽量化を図るとともに、ホイールベースを35mm延長し、構造剛性を38%向上させた。
ホンダ欧州部門のテクニカルアドバイザーである山本コウ氏は、「先代タイプRに比べて最大の改善点は、シャシー剛性の向上とハンドリング性能、そしてステアリングとサスペンションのアップデートです」と語る。
ブレーキも「温度制御と空冷の強化」を目指して改良され、前輪後方のダクトがホイールハウス内の空気圧を下げる。
また、ターボレスポンスの高速化を図るため、背圧を改善したエグゾーストシステムを搭載しているが、特徴的な3本マフラーは引き継がれた。アダプティブダンパー、ステアリング、レブマッチ、エンジンレスポンスを個別に調整できる新しいドライブモード「インディビジュアル」も実装される。
控えめながらスポーティなデザイン
インテリアは、標準のシビックと同様に一新されたが、タイプR専用の赤いトリムやスエード調のスポーツシートなど、スポーティなキャラクターを演出している。
先代タイプRのエクステリアは特にアグレッシブなものだったが、新型は比較的控えめになっている。大型のリアウイングやロアグリル、フロントバンパーのエアベントの追加、気流に配慮したボンネットなどが特徴的だ。
ホンダは今年4月、シビック・タイプRの公開に先立ち、鈴鹿サーキットでラップレコードに挑戦し、2分23秒120というタイムを叩き出した。これまでの前輪駆動車の記録保持者である先代シビック・タイプR GTリミテッドエディションより0.873秒速いタイムだ。
ホンダ欧州部門の上級副社長であるトム・ガードナーは、次のように述べている。
「新型シビック・タイプRでは、高性能ハッチバック・セグメントで最も価値のあるドライビング・エクスペリエンスを創造するという我々の目標を、再び実現することができました」
「モータースポーツで培った技術を応用し、その性能は先代モデルを凌駕しています。このような卓越した性能へのこだわりがあるからこそ、シビック・タイプRは25年間、走りにこだわる人たちに愛されてきたのです」
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みんなのコメント
日本はこの価格帯であれば納得です。オプション込み込みで600万位で落ち着きましたから。
ネックは7月に既にオーダーしていたのに、納車が来年の4月以降というところですか。