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現代に調和しない「特異の美学」 パンサー:J72からカリスタまで フェラーリに迫った価格
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石油危機で2.0Lエンジンの小型モデル開発へ

パンサー・デヴィルのキャビンは全長に反して広くなく、特に後席側は狭い。ステアリングホイールは小さめの4スポーク。運転席からの視界は広く、お抱え運転手になったような気分になれる。

【画像】現代に調和しない「美学」 パンサーJ72からカリスタ 部品が流用されたXJとエスコート ソロ2も 全117枚

ホイールベースは3610mmもあり、カーブで扱いやすいわけではないが、100km/h近い速度でも不安感はない。乗り心地は素晴らしい。セパレートシャシーであることを考えれば、安定性にも驚かされる。

動力性能は、公道では不満なし。ジャガーの洗練されたV型12気筒エンジンが、必要なパワーを生み出す。

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みんなのコメント

1件
  • fxnhe501
    このパンサーやアメリカのエクスカリバーやスタッツ、ティファニーといったいわゆる似非クラシックカーは、業界の色物とよく言われる。でも、1960年代後半のデトロイトのデザインスタジオでは、本当にこういう、フェンダーの独立した禁酒法時代のようなデザインが数年後の新型車のために検討されていた。さすがにアル・カポネ向けの新車がデビューすることはなかったものの、1970年代のアメリカ車のデザインが必要以上にデコラティブで古めかしかったのは、それが当時のトレンドだったからである。ヒップだったのだ。同じ頃のファンクやディスコのグループが出した12インチシングルレコードにはジャケットがなく、簡単な紙袋に入れられていた。その袋には、やはり1930年代の車の広告をトレースしたような絵が印刷されていたのである。

    というわけで、ジョドー一味のハンバーのような車を再び世に出そうとした人達が出てきたのは自然なことだった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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