レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーが従業員に対して不適切な行為を行ったとの告発を受け、レッドブル社が調査を行っている件について、F1がコメントを発表、できるだけ早く問題を解決するようにと促した。
今月初め、ホーナーがある従業員に対して不適切な行為をしたという疑惑について、レッドブル本社が調査を開始したことが明らかになった。2月9日には、外部の弁護士によりホーナーに対するヒアリングが行われたが、その結果は公表されていない。ホーナー自身は問題ある行動をとったことは完全に否定しており、今までと変わらずチーム代表の職務を果たし、15日のニューマシン発表会にも出席した。
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問題とされている行為が具体的にどのようなものなのかは公表されていないが、レッドブル・レーシングの女性中間管理職が告発を行ったといわれている。
シーズン開幕が近づくなかで、F1はこの問題が迅速に解決されることを望んでいると、声明を通して強調した。F1プレシーズンテストは21日にスタート、第1戦バーレーンGPは翌週に行われる。
「我々は、レッドブルがレッドブル・レーシングの内部疑惑について独立した調査を開始したことを認識している」と、F1が18日に発表した声明には記されている。
「公正かつ徹底したプロセスを経て、この問題ができるだけ早い時期に解明されることを、我々は望んでいる。現時点ではそれ以上のコメントは差し控える」
F1は、この種の問題についてチームに特定の結果を強いたり、決断に直接の影響を与えたりする権限は持たない。一方、国際自動車連盟FIAは、調査の結果、倫理基準に違反する不正行為があった証拠が見つかった場合、何らかの行動を起こす可能性がある。しかし現時点でFIAは状況を注視するにとどまっている。
この件には、2026年からレッドブル・レーシングのエンジンパートナーを務めるフォードも注目している。フォード・パフォーマンスのグローバル・モータースポーツ・ディレクターであるマーク・ラッシュブルックは、AP通信に対し、レッドブルが特定の基準を守ることへの期待を強調した。
「ファミリー企業として、また非常に高い行動基準と誠実さを自らに課している企業として、我々は、パートナーにも同じことを期待している」とラッシュブルック。
「私たちに伝えられたところによれば、レッドブルはこの状況を非常に深刻に受け止めているようだ。そしてもちろん彼らは自分たちのブランドについても心配している」
「そのため、彼らは独立した調査を行っている。そこからどのような真実が明らかになるかを見るまでは、我々がこの件についてコメントすることは時期尚早だ」
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