いいクルマにいい女…佐々木萌香×ホンダe【それいけ！温泉ガール：第1回】

いいクルマにいい女を乗せる。間違いなく男のロマンである。

若いころ、それはロマンなどではなく、ギラギラした欲望そのものだった。しかし歳月が流れるにしたがってまろやかに熟成され、ロマンに昇華した。

今となっては、もはや見果てぬ夢。あるいは胸の奥に隠された、小さな癒しのイメージと言ったほうがいいかもしれない。

今日はその見果てぬ夢が実現する。まさかが本当になる。

萌香はいい女だ。それも飛び切り無防備な。若いころ、萌香のような女を街で見かけたら、きっとその場に凍り付いただろう。あまりにも無防備にいい女であるがゆえに、歩いているだけで凶器だからである。

今は歳月の流れにより、凶器ではなくロマンになったが、周囲の男たちにとっては、やはり凶器であるようだ。

萌香と歩いていると、すれ違う男たちがみな目を剥く。まるで刃物を突き付けられたかのように。目の前に、あまりにもダイレクトな欲望の対象を投げ出されると、男は一瞬フリーズ状態に陥るのである。

すれ違う男たちは皆、理性によってその場に踏みとどまっているが、仮に理性が消失すれば、全員が野獣と化すだろう。萌香といると、そんな危うさを感じる。ほんの少しバランスが崩れれば、この平和は一瞬で崩壊し、野生の王国となる。

しかし本人は、自分が極上の獲物であることにまったく気づかぬまま、助手席にほんわか座っているのだった。

【次回に続く】

〈文＝清水草一　写真＝ダン・アオキ　ヘアメイク＝東なつみ〉

■取材協力
七沢温泉 福元館
046-248-0335

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「すれ違う男たちは皆、理性によってその場に踏みとどまっているが、仮に理性が消失すれば、全員が野獣と化すだろう。萌香といると、そんな危うさを感じる。ほんの少しバランスが崩れれば、この平和は一瞬で崩壊し、野生の王国となる。

しかし本人は、自分が極上の獲物であることにまったく気づかぬまま、助手席にほんわか座っているのだった。」




…って、なんか引くな～

この人たちの同業者が女性蔑視と騒いでいたの？