1年で2万台売れる、ミニ・シリーズ
text:Kazuhide Ueno(上野和秀)
【画像】ミニ特別仕様 サイドウォーク・エディション【MINIでオープンエア】 全36枚
2020年には、どんな輸入車が売れたのか? 通年の登録台数ランキングを分析してみよう。
いつもはブランド別の登録台数をお伝えしてきたが、今回はモデル別の集計とあって、違った流れが見えてくる。
2020年に最多登録台数を数えたのはBMWミニの2万195台。2016年から5年連続で首位をキープした。しかし、その台数はコロナ禍の影響から2019年比で84.8%に留まる。
ただし、ミニ・ファミリーは全てのボディタイプの車名に「ミニ」が付くため、全タイプが同一モデルとして集計されることを理解しておきたい。日本車の集計では、ヤリス、ヤリス・クロス、GRヤリスが、「ヤリス」としてカウントされるのと同じ解釈といえる。
とはいえ、ミニはボディ形状だけでなく、ガソリン車、ディーゼル車、電動モデルなどパワートレインのバリエーションが幅広く支持されての好結果。
さらに昨秋には、ミニ・コンバーチブルの限定車として、ディープ・ラグナ・ブルー・メタリックの外板色が印象的な「サイドウォーク・エディション(写真)」が投入されるなど、積極的な展開が販売に結び付いたと言える。
続いて、2位以下の結果を見てゆこう。
Aクラス、2位に躍進 VW Tクロスは?
2位には、セダンを加えてラインナップを強化したメルセデス・ベンツAクラスが、1万673台(前年比95.3%)を記録。2019年の4位からジャンプアップした。
3位には、2015年までは輸入車登録台数のトップの座に君臨していたフォルクスワーゲン・ゴルフが8930台(前年比45.7%)で続く。モデル末期となり台数を落としてしまい、2019年までの指定席だった2位からも陥落してしまった。
2019年10月に登場したSUVモデル、フォルクスワーゲンTクロスは、8930台が登録され初ランクインで4位に入る大健闘。
時流のキーであるコンパクトさと、人気のSUVボディを兼ね備えることから支持を得たといえ、ゴルフの減少分を支えた。
5位には、BMW3シリーズが8505台(前年比83.09%)で1ランクアップ。6位はボルボ60シリーズが7112台(前年比94.07%)となり、昨年より2つ順位を上げた。
7位にはフォルクスワーゲン・ポロが6806台(前年比63.2%)で2ランク・ダウン。ボルボ40シリーズは、6739台(前年比76.29%)で、1つ下がり8位となった。
これまで3位が指定席だったメルセデス・ベンツCクラスはモデル末期ということもあり6689台(前年比38.8%)で9位へ。
一方コンパクト・スペシャリティのCLAは、小型車シフトの波に乗り6233台(前年比128.4%)を登録。前年の17位から10位へ大きくジャンプアップした。
大型車は苦戦も、Gクラスは好調
さらに、ランキング全体まで見てゆくと、コンパクトモデルが大きく伸びていることが分かる。
前輪駆動に変わったBMW 1シリーズは昨年の19位から12位に、一方で2シリーズは5ランク・ダウンの16位に。
アウディA3は14位で前年と変わらぬが、Q2は20位から17位へ上昇。またフィアット500が、18位と1年ぶりにトップ20へ復帰した。
2020年のランキングで注目したいのはジープの活躍。代表モデルのラングラーは5757台(前年比118.1%)を登録し、16位から11位へ5つも順位を上げた。
さらにはコンパクトモデルのレネゲードが、3881台を記録して20位に。ベスト20にランクインを遂げたことも見逃せない。
一方で大きめのモデルは苦戦し、メルセデス・ベンツEクラスは2019年の9位から15位に後退。2019年13位だったフォルクスワーゲン・ティグアンは圏外に消えてしまった。
こうした中にあって、Gクラスは3886台を登録して19位に浮上。一時期AMG版だけの設定だったが、2018年6月からメルセデス・ベンツに復活し、SUVブームであらためて評価されたといえる。
コロナ禍により個のスペースを確保して移動できるクルマの有用性が再認識された2020年。輸入車でもコンパクト・クラスへとシフトしたことが、ランキングにもはっきりと出ていた。
2021年はどのような結果になるのか興味深い。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
【悲報】マジかよ!? ホンダ二輪スポンサーのレプソルが2024年限りで契約解消へ
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
フォルクスワーゲン・Tクロスは、 8930台