2024年F1第11戦オーストリアGPの決勝レースで優勝~5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝~5位のドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)だ。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=5位(71周/71周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム→ソフト
2024年F1第11戦オーストリアGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)
今日、僕たちは優勝を争うバトルをしていた。ランド(・ノリス)がターン3でアウト側に回り込もうとしていた際、左リヤタイヤが(彼のクルマ)に当たってしまった。とても暑いコンディションだったから、残念なことにタイヤはすぐにパンクしてしまったんだ。
僕からすると奇妙な動きに見えたけれど、今回の件については見直す必要があるし、もちろん話し合うつもりだ。コーナーの形状も時々このような問題を引き起こすが、接触するのは決して良いことではない。
しかし、今日の全体的なパフォーマンスと、クルマで抱えていた問題を見直す必要があるので僕はいま、この事件のことにフォーカスしていない。
タイヤマネジメントがとても難しかった。(ミディアムタイヤでの)第1スティントは悪くなかったし、かなり快適に走ることができリードを拡げていたが、(ハードタイヤを履いた)第2スティントは難しかった。このスティントは少し長すぎたように思うし、その後はピットストップの問題もあった。
チーム全体のパフォーマンスとしては期待していたものではなかったし、今回は戦略もうまく機能しなかったようだ。リードしていただけに、この結果は残念だ。来週(のイギリスGP)に向けていくつか改善すべき点があるのは間違いない。パフォーマンス、タイヤ、バランスの改善に取り組んでいきたい。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(71周/71周)
5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
ジョージ(・ラッセル)とチームにおめでとうと言いたい。そして、クルマにパフォーマンスをもたらすために懸命に働いてくれたファクトリーのみんなは、この結果に本当にふさわしい。僕たちは多くの努力をしてきたので、このような結果はみんなの努力に報いるものだ。
僕のほうは、クリーンな週末とは言えなかった。序盤でいくつかダメージを負ってしまい、それがレースを悪くしてしまった。なので、今はもうシルバーストンを見据えている。いつもあのトラックは特別な週末で、ファンのみんなに会うのが待ちきれない。ここオーストリアよりも僕らに合っているはずだから、何ができるか見てみよう。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=3位(71周/71周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
この3位はポジティブな結果だ。そして、週末の始まりが厳しいものだったことを考えれば、良い褒賞になった。昨日のスプリントを終えてから、何とかクルマを改善しようと懸命に努力して、それまでよりはいい感じで予選を戦うことができた。今日は波乱のレースになったけど、僕のペースはまずまずで、メルセデスとポディウムの一角を争った。
残念なことに、終盤にトップ2台が姿を消した後、もう1台のマクラーレンを抑え続けることができなかった。ここオーストリアで、彼らはものすごく速かったからね。それでもなお、ポディウムフィニッシュはいい結果だった。僕らがそこにいたいと望んでいる場所、つまり優勝争いに加われるようになるには、まず自分たちがやるべきことに集中する必要がある。次のシルバーストンに要注目だ。
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=2位(71周/71周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
F1での表彰台はこれで4度目だ。だけど、初優勝まであと少しだったのは、ちょっぴり痛かったね!
もちろん、とてもいいポジションだしポイントを稼ぐことができた。レース後半はとても力強い走りができたから、全体的には表彰台に上がれたことに満足している。ただ、これだけ(トップと)近いとがっかりせずにはいられないのも正直なところだ。
来週はシルバーストンに行くことになるが、あのコースではいつも楽しんでいるし、昨年のグランプリの良い思い出がある。チームにとってはホームレースだし、もう一度トップグループに食い込めることを願っているよ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=1位(71周/71周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ハード
信じられない! それしか言いようがない。序盤は3番手を守るために厳しい戦いを強いられた。だが、それが最後には決定的な要素となったんだ。
マックス(・フェルスタッペン)とランド(・ノリス)が激しいバトルをしているのが見えた。彼らとの差は10秒強で、ペース的には本当に強かった。
ただ、たとえわずかな可能性だとしても、ふたりが近づきすぎる可能性があることはわかっていたので、最後にピースを拾い上げるためにも、3番手にいなければならないとわかっていたよ。表彰台の一番上に戻ってこられたことをとても誇りに思う。
チームが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、上位争いに近づくことができた。シーズン開幕から多くの進歩を遂げてきて、ここ数戦は素晴らしいレースができたし、この先もまだまだ続くことを期待している。
今のところ、マックスとランドが僕たちより少し前にいるのは事実だけど、僕たちはコンスタントに3番手につけている。僕らにとってはエキサイティングな時期で、ちょっとした波に乗っている。来週のホームレース、シルバーストンが待ちきれないよ。
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