TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)から、6月22~25日にケニアで開催されたWRC世界ラリー選手権第7戦『サファリ・ラリー・ケニア』に参戦し、総合4位フィニッシュを果たした勝田貴元。コドライバのアーロン・ジョンストンとともに『トヨタGRヤリス・ラリー1』を駆り、波乱に満ちたサファリ・ラリーを戦い抜いた日本人唯一のWRCフル参戦ドライバーは、今大会を振り返るオンライン取材会の場で「とにかくチームに感謝したい。その気持ちでいっぱいです」と語った。
サファリ・ラリーの過去2大会で総合2位、3位表彰台を獲得している勝田。当然、周囲からとくに日本のファンからは3年連続となるポディウムフィニッシュを期待された。
ライバル圧倒のトヨタも安泰ではなかった。日曜午後はGRヤリス全車に問題発生、原因はサファリ特有の砂
勝田はその期待に応えるべくラリー序盤のデイ2から総合4番手争いに絡み、土曜日のデイ3ではチームメイトのエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)と3番手を争うなかでステージベストを記録。SS12終了時点で総合3番手に浮上した。
しかし、直後の3日目最後のSSでは、スコールに見舞われるなか“攻めの姿勢”が裏目に出てしまい2度のコースアウトと2度のスピンでタイムロス。順位を4番手に下げてしまう。最終日も僚友と表彰台を争ったものの、午前中2本目のSS15で発生したハイブリッドシステムの不具合によって最大100kW(約135ps)のハイブリッドブーストが得られず、ふたたびタイムを失ってしまい事実上の終戦に。
ラリーの最終盤はエンジンのオーバーヒートやラジエーターの破損による“リタイアの危機”を乗り越え、困難なラリーでTGR-WRTによる1-2-3-4フィニッシュの一翼を担う4位のポジションを掴み取った。
勝田は自身3度目のサファリを「今までのラリーキャリアの中で一番波乱の多い週末だったように思います」と振り返った。そのなかで2023年シーズンの自己最高位となる総合4位入賞を果たせた要因を問われると、彼は「チームのサポートだったと思っています」と即答した。
この“波乱”の中には前述のトラブルやアクシデントのほか、シェイクダウンでのロールをはじめ、金曜日の午前中に起きたフロントアームの破損、同日午後1本目の再走ステージ(SS5)でのシマウマとの衝突、デイ2最後のSS7での右フロントパンクによるフェンダー損傷、およびコースオフによるフロントウインドウとリヤウイングの破損などが含まれている。
「状況としては150mほど続く非常に狭いセクションがあり、コーナーから立ち上がってきて(アクセル)全開で直線を走っているときに木の隙間から急に出てきたので避けられず、そのまま当たった感じです」と、シマウマとの遭遇を振り返った勝田。
「避けるに避けられない状況でした。衝突によってフロントの左部分が大きく壊れてしまいましたが、幸いメカニカル的な部分では大きな問題はなく走行を継続することができました」
■全スタッフの協力なくして成し得なかった4位入賞
アップダウンの激しかった今回のサファリ・ラリーを振り返ったとき、やはり表彰台に届かなった悔しさはあると語った勝田だが、それ以上にシェイクダウンから何度もマシンを修復してくれたチームへの感謝の気持ちが強いことが彼のコメントから伝わってきた。
「シェイクダウンから横転があったり本当にたくさんのことが週末の間に起きて、今までのラリーキャリアの中でも一番波乱が多かった週末だったと思います」
「結果的には、またトヨタの強さを発揮できて非常にポジティブな結果で終えられたラリーだったと思いますが、個人的な気持ちとしては、やはりポディウムを獲得できなかった部分で悔しい思いもあります。一方でしっかりとクルマを最後まで運べたことに安堵したというか、その部分はすごく良かったかなと思っています」
「本当にシェイクダウンからいろんなことがあったので、チームのメカニックやエンジニアもそうですが、TGR-WRT全スタッフの協力なくしてフィニッシュすることは間違いなくできなかったはずです。とくにこの週末においては、とにかく『チームに感謝したい』その気持ちでいっぱいです」
「結果として1-2-3-4で、参加したすべてのGRヤリスがフィニッシュしたというのは、本当にすごいことだと思います。現地にいたチームスタッフはもちろんですが、フィンランドのファクトリーだったり、ドイツの工場だったり、いろいろなところでこのラリーの準備をしてくれたチームのみんなに感謝してます」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
シマウマにもポイントを与えるべきだあ。
2024年シーズンからは、みんな、シマウマに乗れば良い。
レギュレーション変更だ。