11月27日、公式予選が行われたスーパーGT第8戦富士。今季のチャンピオンがかかる重要な一戦だが、2021年にGT300タイトルをこの富士で決めたリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rは、逆転王座を目指し第8戦に乗り込んだものの、公式予選ではまさかのQ1敗退。17番手から決勝レースを戦うことになった。
ニッサンGT-RニスモGT3がこれまで得意としていた富士スピードウェイ、そして2021年に2位に食い込み、見事チャンピオンを決めた同じ舞台で、リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rの藤波清斗とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラは逆転チャンピオンへの強い意気込みをもってレースウイークに臨んでいた。第7戦もてぎでは、これまで試してもいなかったタイヤ無交換作戦を成功させ3位に食い込んでおり、勢いもあった。
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ただ、14時48分からスタートした公式予選Q1。GT300クラスのB組から出走したリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rだが、まさかの9番手。Q2進出はならず、17番手グリッドという位置からレースを戦うことになった。今回、A組、B組含めニッサンGT-RニスモGT3は全車がQ1を通っておらず、ブースト圧等の性能調整が影響している可能性が高いが、それでも思わぬ展開となった。
予選後、Q1を担った藤波に聞いても「アタックは特に失敗があったわけでもありませんし、選んだタイヤも悪くなかったのですが、あの位置になってしまいました」と藤波。逆にランキング首位のSUBARU BRZ R&D SPORTがポールポジションを獲得しており、これで3位までに入らなければならなくなった。
しかし藤波は「ロングランは自信があります」と決勝に向けて前を向いた。「もちろん追い上げていきたいと思いますし、抜くしかありません」と藤波。
「楽しみながらプッシュしていきます。『いけます』……じゃないですね。『いきます』です。ヒーローになれるチャンスですからね!」
とはいえ、レースはまったく何が起きるかは分からない。スーパーGTというレースならばなおさらだ。今は相手に渡った流れを引き戻すことができれば、藤波が言うとおりヒーローになるのは間違いない。
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