■レクサス、新型「LM」世界初公開! 安らぎと創造性を提供する「ラグジュアリームーバー」
2023年4月18日にレクサスはミニバンの新型「LM」を上海モーターショー2023にて、世界初公開しました。
2019年に発表された初代モデルから約4年ぶりのフルモデルチェンジとなり、2代目となった新型LMは日本でも2023年秋に発売予定です。レクサスのミニバンには、どのような特徴があるのでしょうか。
【画像】これが新型ミニバン「LM」のデザイン! 初公開の実車「内外装」を写真で見る!(92枚)
初代LMは、フラッグシップセダン「LS」、フラッグシップGTクーペ「LC」、フラッグシップSUV「LX」、およびラグジュアリーヨット「LY」に続いてレクサスが発表する5番目のフラッグシップモデルとして誕生しました。
主に中国やアジア地域でのショーファードリブンMPVの需要に応えるために、2020年にアジアの一部地域で販売されています。
今回世界初公開された2代目となる新型LMは、近年のラグジュアリーマーケットにおけるユーザーの価値観の変化を受けて、車名が意味する「ラグジュアリームーバー」としての価値や存在意義をあらためて見直し全面刷新。
新型LM開発にあたり開発陣が掲げたコンセプトは「素に戻れる移動空間」で、すべての乗員が自然体でくつろげる乗り味と居住空間を作り上げることを目指したといいます。
またドライバーは素直で正確な操縦性などにより気を遣うことなく運転の楽しさを実感でき、乗員はノイズや不快な振動を気にすることなく、車内での時間をゆったりと過ごすことができる快適性と機能性を備えています。
新型LMについて、レクサスインターナショナルのチーフエンジニア・横尾貴己氏は次のように述べています。
「多様化の進むラグジュアリーセグメントのお客様のニーズにお応えすべく、新型LM開発にあたり開発陣が掲げたコンセプトは『素に戻れる移動空間』です。
多忙な日々をお過ごしのお客様の為に、周囲の喧騒 から解放され心身共にくつろげる、 そしてご自身本来の豊かな思考や行動につながる、 そんな移動空間の 提供を目指しました。
一方で、 どんな豊かな装備や機能があっても、クルマとしての素性が良くなければ 乗員が快適に過ごすことはできません。
ショーファードリブンカーとしても使われるLMにおける『Lexus Driving Signature』とは何なのか。
TAKUMIや開発チームと共にたどり着いた答えは、次世代レクサスが一貫して 取り組んでいる『対話のできる走り』にありました。
ドライバーの意図に忠実な走りは、後席の方にも安心感として伝わります。徹底的に鍛えたクルマとしての体幹としなやかな足回り、空力をも味方に付けたデザイン、体の揺れを抑えるシート、上質な仕立ての内装と快適装備の数々、いずれも細部に至るまで込められた開発チームの想いと拘りの結晶です」
またレクサスインターナショナルのプレジデント・渡辺剛氏は次のように述べています。
「LMは、中国におけるショーファーMPVへのニーズにお答えするために発売を開始し、若い経営者など多くのお客様に評価頂きました。
今回の新型LMはこうした中国の富裕層のお客様へ多忙な移動時間において、心からリラックスして素の自分に戻ることができる。
そんな豊かな時間や空間を提供を目指し、クルマの素性をイチから見直し、徹底的に鍛えました。
運転する人も気を使うことなく、安定した走りを楽しむことができます。
これまでのMPVとは一線を隠す走りの良さを備えた新型LMは周囲の喧騒から解放され、心からくつろげる時間を提供する新しいMPVです」
※ ※ ※
なお日本での発売は2023年秋頃となり、4人乗り仕様(2.4L直列4気筒ターボハイブリッドシステム [eAxle])から導入予定です。
■新型LMのデザイン&快適装備…その特徴は?
新型LMは3列シートの6乗り/7人乗りに加え、ショーファードリブンMPVとしての用途を想定した4人乗り仕様をラインアップしています。
そんな新型LMのエクステリアデザインは、次世代レクサスデザインの目指す「機能的本質や動的性能に根差したプロポーションによる独自性の追求」をMPVパッケージにおいて表現。
乗員スペースを最大限に確保した前後方向に抜けの良い開放的なキャビンと、走りの良さ 乗り心地を想起させる前後タイヤの存在感を強調した造形を融合させることで、躍動感がありながら上品で伸びやかな新型LM独自のフォルムを実現しました。
フロントデザインは、レクサスのアイデンティティであるスピンドルボディを更に進化させ、押し出しの強いスピンドル形状をグリルに外板色を採用することでボディと一体でシームレスに表現。
さらに周辺部品との境界の段差を減らし、ボディとより融合した構成とすることで、空力性能や冷却性能、安性にも寄与しています。
インテリアは「素に戻れる時間」を提供すべく、人間中心の考え方に基づいた精緻なつくり込みを実施。
室内高のあるパッケージを生かしながら、広く心地よい空間を水平・垂直を基調としたシームレスなデザインテーマで表現し、リビングのようにくつろげる世界観を追求しました。
フロントシートでは、モダンで広がりのある空間の中にレクサスのコックピット思想「Tazuna Concept」を採用することで、シンプルなインパネとコンソールにより運転に集中できる環境を実現。
6座仕様/7座仕様では開放感や見晴らしに配慮しながら、前後左右に広がりのあるトリムやオーバーヘッドコンソールを配し、多人数乗車でのパーソナル感を追求しました。
さらに、パーソナル感とプライバシー性を高めた4座仕様では、リアシート前方に48インチ大型ワイドディスプレイを備えたパーティションを配置。見晴らしを考慮した昇降ガラスと乗降性に配慮したアシストグリップを統合。
またスピーカーや冷蔵庫、収納などの各機能は加飾と融合させつつ内装部品間の段差も極限まで低減しています。
サイドウィンドウのグラフィックもシンプルな長方形とするなど、インテリアのあらゆる構成要素から乗員にとっての視覚的ノイズを減らし、乗員がリラックスできる空間を追求したといいます。
また、レクサスとしては初めてアームレストとオットマンにもシートヒーターを採用する他、パーティションの上部中央には乗員と周辺温度を検知する後席専用の「温熱感IRマトリクスセンサー」を設定。
これは、乗員の顔、胸、大腿、下腿の体の部位を4つに分け温熱感(温かさ/冷たさ) を推定することでエアコンやシートヒーターなどを一括コントロールし、車内を常に快適な温度に保ちます。
なお現地で実際に新型LMに触れた人は「内装は新世代レクサスで1番良さげ」と話しています。
これらの機能についてレクサスは次のように説明しています。
「車内での過ごし方は様々で、近年ではその用途もより多様化しています。
新型LMは、自宅のリビングルームのようにくつろげる空間や、ビジネスシーンにも対応できる空間など、お客様の多彩なニーズに応えつつ、自然体でいられる室内環境づくりに力点を置いた開発を行ってきました。
例えば、間接照明を採用することで、車内の造形や素材の美しさを際立たせるだけでなく、 リラックスできる空間を演出しています。
イルミネーションは計64色を用意。それぞれに癒やしやリラックスなどのテーマがあり、乗員の好みの色調を選択することが可能です。
また、リヤマルチオペレーションパネルは脱着可能なタッチ式コントローラーで、後席の各種機能を操作することができます。
2列目シートのコンソールアームレストに2個装備し、左右の乗員がそれぞれの好みの設定ができるよう配慮しました。
さらにレクサス初採用の『リヤクライメートコンシェルジュ』は、乗員に最適な車内環境の実現をサポートします」
■まさにファーストクラス!? レクサスが目指す新型LMの「乗り心地」とは
新型LMでは、すべての乗員が快適に過ごせるようにフラッグシップMPVにふさわしい乗り心地を目指しました。
スライドドア開口面積が広く剛性確保が難しいMPVのボディ骨格強化の為に次世代レクサスが一貫して取り組んでいる「素性の刷新」を新型LMでも実践。
ラジエターサポートブレース/ロッカーストレート構造/リヤ床下ブレース/クォーターピラー部リインフォースメント設定などにより、従来型比で約1.5倍のボディねじり剛性を確保。アッパーボディやフロアに採用した構造用接着剤も振動の軽減に効果を発揮しています。
またシート開発では、どこに座っても心身共に自然体でいられるよう乗員の身体の動きを徹底的に分析することで、特に頭部の揺れの軽減と視線の安定化を図りました。
フロントシートは座面の面圧分布を最適化し、旋回時のGの大小にかかわらず身体をホールドすることで、疲労を軽減する座り心地と、クルマとの対話に集中できる環境を追求しています。
2列目シートでは、特性の異なる2種類の衝撃吸収材を使用することで、停車時から走行時まで乗員を優しく包み込みながら支える構造としました。
3列目シートは大人でもゆったりと座れるようシートバックとクッションに厚みを持たせています。
また、リニアソレノイド式アクチュエーターと周波数感応バルブを併用した「周波数応バルブ付き AVS」をレクサス初採用し、低周波から高周波までの幅広い領域できめ細かく減衰することで振動を軽減し、速度を問わず常に上質な乗り心地を提供します。
さらに後席の快適性を重視したドライブモードセレクト「RearComfort」モードをレクサス 初採用。これは、AVSの減衰力特性は後席の乗り心地を優先しつつ、アクセルやブレーキを統合制御することで加減速時の姿勢変化がより少なくなるセッティングです。
新型LMでは「心地よく感じる自然な静けさ」という“静粛感”にこだわっています。
ノイズの周波数帯域と発生部位などを解析し「発生するノイズ (源音) を小さくする」、「車内への侵入を防ぐ (遮音)」、「車内のノイズを下げる (吸音)」という3ステップで静粛性の向上に取り組んだといいます。
さらに源音の低減では主にロードノイズと風切り音に着目し、ロードノイズはタイヤ周辺、風切り音はボンネットやピラー周りに重点的に対策を施すことに加え、アコースティックガラスの採用も、高周波の風切り音の低減に寄与しました。
また音や振動の発生源のひとつであるエンジン、振動の伝達増幅の原因となるマウント系などは徹底したチューニングを実施しています。
新型LMの安全面では、先進の予防安全技術「Lexus Safety System+」を新型SUV「RX」に続いて採用しています。
運転状況に応じて、適切な操作サポートを行う「プロアクティブドライビングアシスト」や、「ドライバーモニター」との連携によるドライバーの運転状況に応じた最適制御など、ユーザーの安全・安心なドライブに一層貢献するものです。
さらに快適な移動を支える高度運転支援技術「Lexus Teammate」の機能として「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」と「アドバンストパーク(リモート機能付) 」 を採用しました。
その他、新型LMでは先進技術による新たな体験価値として、フロントドアにイージークローザーを組み合わせた「e ラッチシステム」をレクサス初採用することで「閉める時に力いれてドンとやらなくても良くなった」といい、ドアを閉める際の使い勝手の向上と静かでスムーズな操作性を実現しました。
そして後方からの自転車を含む接近車両を検知し、通知を行うとともにとドア開放をキャンセルする機能を搭載した「安心降車アシスト」をフロントドア、スライドドアの両方に採用。なおバックドアの開閉はトヨタ「ノア/ヴォクシー」と同じようにボディ後方側面にボタンが配置されています。
※ ※ ※
【新型LM プロトタイプ主要諸元(従来型比)】
全長:5125(+85)mm
全幅:1890(+40)mm
全高:1955(+10)mm
ホイールベース:3000(+0)mm
パワートレーン:2.4L直列4気筒ターボハイブリッドシステム [eAxle]、2.5L直列4気筒ハイブリッドシステム[E-Four/FF]
タイヤサイズ:225/55R19、225/65R17
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みんなのコメント
クルマっぽいね
都内でちらほら見かける高級ハイヤー程度な感じに
なりそうな気がする